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周南市徳山動物園でライオンのモイカのお別れ会に参加してきました

※この記事は周南氏の魅力を伝える市民ライターとして発信しています。

普段は横浜に住んでいて、周南市には年に2〜3回滞在するのですが、今回は特別な用事があってこの時期を選びました。
その用事とは、徳山動物園でファンの多かった雄ライオン、モイカのお別れ会に参列することです。

徳山動物園のSNSで知ったモイカの様子

徳山動物園では、公式のSNSアカウントが開設されています。私は動物園のFacebookとInstagramをフォローしているので、色んな動物の様子を毎日知ることができています。

最近気になっていたのは雄ライオン、モイカのことでした。モイカは22歳、人間で言えば80〜90歳の高齢に当たります。
昨夏に同居していた雌ライオンのシジミを亡くしてからめっきり活力がなくなったようでした。

後足に力が入らなくなって、前足だけで体を引きずって進むモイカのために飼育員さん達が様々な工夫を重ねておられました。爪に力を込めやすいようにすのこを敷いたり、もっと引っかけやすいようにすのこの上にゴムを貼ったり。
お仕事だから、というのではなくもっと気持ちのこもった深い愛情を、SNSから感じていました。

そんな深い愛情を受けながら、4月26日にモイカは逝きました。

お別れ会が5月12日10時半から執り行われると知って、それに合わせて徳山へ行くことを決めました。

涙雨の中で行われた花いっぱいのお別れ会

徳山動物園へ入ると色んな動物の寿命のイラストがありました。それによるとライオンの寿命は約20歳。モイカは22歳なので平均以上に長生きしたのです。

雨の中を、約30人のモイカファンが集まり、来場出来なかったファンからも贈られた花でいっぱいの献花台の先には、ありし日のモイカの勇姿パネルがありました。

飼育員さんのご挨拶で知ったモイカのエピソード


飼育員さんから
「モイカは2001年に大分県にある九州自然動物公園アフリカンサファリで産まれ、2006年に徳山動物園へ譲渡されました。迎えのトラックに乗ったモイカはずっと静かでしたが、途中休憩のサービスエリアで突然に咆哮を始めてしまいました。

モイカの特徴は立派な体格と見事なタテガミ、そして辺りの空気が震えるほどの咆哮にありました。
5歳の時のその咆哮は、すでにサービスエリアをざわつかせてしまうほどの大きな迫力で、慌ててトラックを出発させたのでした。

モイカは人間に対しては誇り高く、常に威厳を保っていましたが、同居のメスライオンのシジミには優しくて、お転婆なシジミにちょっかいを出されても本気では怒らず仲睦まじく暮らしていました」
と伺って、改めてモイカは紳士で王者だったのだと思いました。

参列者は等身大モイカのパネルに、動物園から用意されたオレンジの花をひとつひとつ貼り付けてお別れしました。

朝日新聞山口版で取り上げられて

その後、5月26日の朝日新聞山口版に、お別れ会の記事が載ってました。


生前のモイカの顔や体を触るのは容易ではなかったでしょうが、パネルの等身大モイカを撫で撫でしている参列者が多かったです。

参列者に配られたポストカード。
今頃は空の上で、きっとシジミと一緒ですね。
いつものようにちょっかいを出されて、優しくガオーとたしなめてるモイカでしょう。

モイカ、皆に王者ライオンの素晴らしさを教えてくれてありがとう。そしてさようなら。

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