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不毛なお話。

帰り道
暗くてまあまあ寒い
まあまあな雨降り。

斜め前に
まあまあ寒そうな虚勢した
白シャツ男子
傘なし男子

折りたたみ傘をもつ私

ここで。
入りますか?って
傘さしだしてみたらどうなるんだろ。

恋が始まるんだろうか。
幸い今日はピンクだらけ。上辺だけのラブリーみはある。
なんて、浅はかな。

かっこ仮に、残りの大学生活

この傘から始まる。
夏祭り、学祭、なんのその。
お茶の子さいさい。

一度忘れて家を出るくらい、存在感のない
折りたたみ傘一本。

自分で物語を仕掛けたら、重要なアイテムになる。

絶対、ないけどな。
いいじゃん妄想くらい。

遠近法つかって、あらゆる傘なし人を傘の中に入れてみる。

なにもはじまらないし
始める気もさらさらないけど

なんか始めようと思ったら
始められちゃうんだろなと
思った。

ドラマじゃなくても漫画じゃなくても。

結局は自分しだいってことやな。

しらんけど。

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