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三段山

北海道、冬になると走れない。走ってる人はいるけど、あれは稀な人だ。
冬場は自転車通勤ももちろんできない。マンションなので雪かきもしない。
夏と比べたらかなり運動量は減ってしまう。
そんな中スキーがいい運動になった。スキー場も近くにあり、BCスキーも行ける。私の板はテレマークのウロコ板だ。

2014年1月末。富良野の三段山に登った。スキー技術のない私は昇るのも下手で体力も一番ない。滑るのもへたくそで皆を待たせてしまい足手まといなのが辛くてちょっと泣いた。

夫にだまされていたのだが、BCスキーってテレマークスキーしかないと思っていた。自分で調べなかったのもいけないのだが、ほかの道具があるなんて知らなかったのだ。数年後に登るときは踵固定しなくて、降りるときは固定できる山スキーのビンディングというものがあることを知った。

テレマークスキーはスキーの技術も関係なく山を散策するための移動の道具だ。と言われてたのに、実際にはハードな登り、下りも大荷物背負って踵を固定されていない、しかもそんなに太くないウロコ板で滑る。技術があって滑れた方がいろんなとこ行けて楽しいよとまで言われる。こっちはのんびり森を歩くのだけできればいいのに言ってること全然違う。滑れなくて楽しくない。苦行だ。綺麗な景色が見られるのはいいけど、技術が必要な道具を技術を習得したいなんてちっとも思ってない人間に使わせるのはやめてほしい。テレマークは下手だけど、一応普通のアルペンスキーでスキー場の圧接してあるコースなら普通に滑れる。


景色は最高だ


木に積もる雪が凄い迫力


景色を見るのは大好き。楽しい。


昇る技術と体力の差があってこのあとどんどん遅れちゃう


差がつきすぎてはるか上にいる友人が点になってる

この日はマイナス20度だけど、晴れてて無風。完璧な晴れの日に放射冷却でマイナス20度とかになるみたい。無風で太陽が当たるから体感温度がともて高くて上着全部脱いだ。このとき体力と技術の差がなければもっと楽しめた。あとは山スキーなら下りだけでも楽しめた。


息が切れるけど絶景の中歩くのは楽しい気持ちももちろんある


頂上に鹿の足跡

頂上まで行って、何度も何度も転びながら降りてきた。

ただ、スキーをうまく操れれば無駄な体力使わなくても登ったり滑ったりできると思う。ただ、50歳過ぎた今だとやはり体力は何もしないと加速してなくなるので、体作りが何より大事なことになってる。

夫にこの文章読んで聞かせたら、すごいね、三段山で下るシーンがない、何のために行ったの?と言われた。
パウダーヒャッホー!スプレー巻き上げて滑る写真や動画など一切ない。
でも雪景色は好きなので、景色をみることを楽しむスキルはとてもある。


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