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雨上がりの午後に

雷の地響きでとびおきる。すこし遅れて、土砂降りの雨がやってくる。家にこもって、何日目だろうか。




突然の休校発表から、約2ヶ月。宙ぶらりんな春のおとずれに、戸惑っている間もなく、ただ為す術もなく。


7割が「月末まで休校」 夏休み短縮9割 朝日新聞調査
https://www.asahi.com/articles/ASN5D6WW3N5DUTIL028.htm


総理大臣だって、お医者さんだって、先が見えない現状に

異常事態とはいえ、見通しを持ちたい現場の人々は


踊り踊らせ踊らされ


もうグルグルまわって、目が回りました。しばらくサプライズは要りません。



みんなが植えたチューリップ、綺麗に並んで咲いていました。


きっときっと、楽しみに待っていたこの日々を、

みんなに返すことはできません。


時のある間にバラの花を摘め、
時はたえず流れ、
今日ほほえむ花も明日には枯れる。
- ロバート・ヘリック -
(英国の詩人、聖職者 / 1591~1674)


この日々を、これからの人生の糧にしろ。と職場のボスが言っていました。


これからの人生で、これほどまでに強く強く
日常を愛おしいと思う日々は来ないと思う。


だいすきなドキュメンタリー番組で、医療関係者の方が言っていました。ウイルスとの戦いは


「いつか、終わるので」



もうすぐ、雨が上がりそうだ。





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