「心と体」の91日リズム。基本システム Part② 【心優位期と体優位期】
91日周期をご紹介する2回目。
波が91日周期で波の通過点もなんとなくわかったけど、
そもそもこの91日周期がなぜ心と体のリズムと表現されているのか?
これがわからないからまだ興味が湧かないでしょう。
当たり前ですね。
今回は
周期の何が「心と体」であるか
を見ていきます。
先ず前回使った図をまた見てみましょう。
この周期における「心と体」は
波の上側か下側かで見て頂く事で簡単にわかります。
先ずは下の図をご覧下さい。
波の上側は「体優位期」
波の下側は「心優位期」
これが91日周期の中で「心」と「体」のリズムの基本
どんな感じか?
イメージするには比較してみるのがいいでしょう。
前回の基準で出てきた
24時間の体内時計(サーカディアンリズム)と比較するのが分かりやすいかもしれません。
下の図は一日の昼と夜の周期を同じように波で見てみた時
・波の上側が「昼」で交感神経優位で活動時間
・波の下側が「夜」で副交感神経優位で休息時間
1日のサイクルで考えたとき
「昼」は交感神経が主役で、それは活発に活動する為に体を動かしやすくしているモード
「夜」は副交感神経が主役で、それはリラックスして体を回復する為に休ませやすくするモード
これは非常に合理的なシステム
というより、宇宙や自然界の素晴らしいシステムに
私達は適応する術が備わっているのです
「心と体」の91日周期も同様
自然界のシステムに適応する中で生まれたものだろうと私は考えています。
この合理的な側面というのは
時間的にも機能的にもONとOFFを半々で切り替え
双方が順番に機能することでメリハリを生み出し
最適なパフォーマンスを発揮することができるんです。
もう一度ONとOFFを意識して図を補足すると
優位でONになるということはもう一方は劣位でOFFになっています。
補足した下の図を見てみましょう。
もう一度、1日のサーカディアンリズムと比較してみましょう。
カラダ優位期は1日では昼の活動期
この昼は例えば仕事など活動に集中していると
自分自身の心を優先して活動はしずらいですね。
また心優位期は1日では夜の休息期
この夜は、息抜きや休息が中心となり
活動より自分自身のための時間で、心を充実させていきますね。
91日周期での特に「心優位期」は
意識したことがないとなかなか活動がオフになっていることに気づきません。
ここにリアリティを持たせるには
もう少し視点を重ねていくことで振り返ったときに
自分の出来事とリンクしてくるでしょう。
いかがでしたか?
少しは「心と体」のリズムのイメージができたのではないでしょうか?
今回はこの辺で
次回のPart3では、今回の心と体の期間をもとに、日常の健康や病気に関わる視点で見ていきましょう。
キーワードは「ストレス」「疲労」「活動」「休息」
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