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Friday Log #2.5 (9/30) Saudage


ロンドンはすっかり秋です。
最近、しみじみとロンドンが好きだなあと思うことが増えました。ロンドンはいろんな人がいますが、それだけいろんな選択肢が用意されていて、やさしい街だと思います。ベジタリアン・ビーガン・クィア・人種・障がいとか、たくさんの選択肢が当たり前のように存在しているので、多様性という言葉を逆に一回もロンドンで聞いていません。
多様性を認めよう!多様性の中に生きよう!という言葉は日本でよく聞いたけど、選択肢を増やす手間を惜しむのは何かが違うような気がするようなしないような・・・


最近、サウダージを感じることが多いです
自分の子ども時代や高校時代を振り返ると、たった7ヶ月前まではそれが日常だったのに、今はもう思い出になっちゃっていることがたまにすごく淋しくなります。過去と未来の掴みきれなかったもの/掴みきれないであろうものや事、人を思うと、自分が流されているだけの存在ではないかと疑いたくなってしまいます。サウダージは翻訳できないポルトガル語として有名だけど、この感情がサウダージなんだと思います。


18歳というのはすごく微妙な年齢だとしみじみと思います、常に何かの罪悪感を感じるし、常に自由も感じます。でも、あと11月には19歳になってしまいます。大人には程遠い気がするし、なりたくないなあとも思います。 でも最近、昔はあまり興味がなかった犬と赤ちゃんが可愛いと思うし、これが大人になるって事なのかもしれない… これぐらいなら認めてあげようとも思いました。私をわたしと書くことで、大人になることから逃げています

日本の相互監視的に生まれた実績解除マインドはちょっとだけしんどかったなあなどと思いました。彼氏とクリスマスにディナーする、アフタヌーンティーの写真をインスタに載せる、深夜にコンビニにアイスを買いに行く、大学生になったら友達の誕生日パーティーはホテルで風船でデコレーションするみたいな、日本での学生生活は少しだけクエストのような感覚でした。お互いに同じ感度で相互監視的な実績イベントを認識しているから、何だかちょっと苦しくなる時が(私は)ありました。

まあ色々書いたけど、友達とか家族が楽しく過ごしていて美味しいたべものを食べていて幸せならそれに尽きるなあと思います

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