見出し画像

Day36 グリーンまち歩き:戸山公園~西早稲田~面影橋~早稲田

私にとって、新宿は、新宿駅周辺や大久保駅周辺の山手線沿線のイメージが強く、戸山界隈に足を踏み入れたことがなかった。
その理由は、私が社会人になってから東京にやってきたこともある。今回行ってみて分かったことは、戸山・早稲田界隈は路面電車・路線バス圏内であり、そこに住むか何か用事がなければ、あまり馴染みの無い人間はそうは足を踏み入れない場所、ではないかということだった。
ということは、恐らく、この界隈には独自の文化が根付いているのでは。そう思いながら、地図を見て、地下鉄の西早稲田の駅から地上に上がった。
お題は、グリーンまち歩きなので、先ずは戸山公園に行こう。
戸山公園は2カ所に分かれている。大久保地区と箱根山地区。
駅近の大久保地区を訪ねると、雨水排水改善のため工事中だった。
しかし、その緑量は多い。え~!凄いではないですか。少し興奮する。

明治通りから戸山公園の緑を見る

西早稲田駅が面する明治通りは、早稲田大学、学習院女子大学、戸山高校と学校が林立する。
学校の敷地には、大木が多く林立している。学校が多い地区は緑も多い。

左:早稲田大学 右上:学習院女子大学 
右下:戸山高校

学習院女子大学の前を通り、戸山公園(箱根山地区)に向かう途中、明治通りをふと俯瞰してみると、やっぱり、公共道路の緑量の少なさが際立つことに気付く。せっかく広い歩道なのだからグランドカバーを緑で工夫すれば良いのにと思う。アスファルトではその付近の気温が高くなる。

アスファルトは暑い

ちなみに、コズミック通りは樹木の陰でアスファルトも涼しげだ。
この雰囲気、素敵だ。

コズミック通りの木陰

それから、戸山公園(箱根山地区)を目指して、住宅地に入っていく。
そこでは、昔は多くあったであろう柳の木を見つけて懐かしく思う。

江戸の川沿いと言えば、柳。昔はここに川が流れていた?

戸山公園に到着。じゃぶじゃぶ池の前を通り、箱根山方面ではなく、西早稲田商店会の方へ舵を切る。戸山公園内の緑はやはり圧倒だ。

戸山公園の緑は圧倒的だ

戸山公園から西早稲田商店会へ向かう途中、こんな看板を発見。

大変だ。

地蔵横丁を通って、西早稲田商店会に向かう途中、銭湯があった。

ランドリーに地元のおじさんが洗濯のために入っていったのでこの銭湯は現役だ。

西早稲田商店会のシンボルのお地蔵さん。

地元のおじさんがバイクで訪れ、自然な流れでお賽銭を投げてお参りをする姿があった。
地元の人はお地蔵さんを大切にしている。

ちなみに、西早稲田商店会は、エスニック・中華と多国籍な料理店が軒を連ねる感じがしたが、何でだろう。留学生対応?
私は、スリランカ料理のお店で昼食を頂いたが、客は、スリランカ人カップル、西洋人と日本人のカップル、(恐らく)早稲田大学の男子学生二人組、と、多様性に富んでいた。
西早稲田商店会のホームページのリンクを記す。

以前、morinekiを訪ねた際、入江さんが「次に何をしかけようか考える際は、morinekiの公園に1日ずっと座っているんだ」と話していたが、この商店会もお店の中で人の出入りを観察していると色々な人が立ち寄ってきて、面白い展開になりそう、、そう思わせてくれる街だった。

それから、グリーンを求めてどこへ歩こうと地図を見た時に、「面影橋」という文字が目に入った。
神田川にかかる橋。これは、行かないという手は無い、ということで、歩いていく。
途中、密集エリアを通り、面影橋へ。橋の中央に立ち、神田川を見ると風情のある景色が広がっていた。

川の両端に木々が茂り、新緑がまぶしい。

ふと、「神田川」の詩を思い出す。そういえば、さっき銭湯があったなと、当時の情景をそのまま体験している自分に何となく感動。
歌の世界がそのまま目の前に繋がることは初めてで、すごい、すごいと一人で頷いていました。
それから、都電に乗って、早稲田駅へ。
早稲田駅から高田馬場に向かう途中、こんな張り紙をみつけました。
「祝 入学」。早稲田大学の学生は、地元の皆さんに愛されていますね。

「祝 入学」

緑が多い学園都市、戸山・早稲田界隈。
山手線沿線から少し離れている分、まだまだ、下町の住宅街の雰囲気を残した落ち着いた街でした。

大通りのアスファルト歩行者道だけなんとかすれば、緑豊かで過ごしやすい街だなと思いました。
公共道路の歩行者空間、ウォーカブル、まだまだ改善の余地が大いにあります。啓蒙、啓蒙、で、まだまだまち歩きは続きます。
次回こそ、雑司ヶ谷霊園に行きます(また別の街になるかも、ですが)。

最後までお読みいただきありがとうございました。

この記事が参加している募集

一度は行きたいあの場所

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?