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Day24 グリーンまち歩き:日比谷公園・大手町・日本橋川までグリーンを追いかけながら散策した話

私はまち歩きが好きだ。
地図は持つが、大体の歩くルートを決め、始点と終点が合えば後は気の向くままぐるぐると歩く。
真骨頂は、密集市街地の中を「え?これ道ですか?」という幅員1.2mほどの道をぐいぐい歩いていくと、「おぉ~!ここに繋がりましたか!」と意外な道にたどり着き、一人地図を見入って笑みを浮かべるオタクなまち歩きではあるが、それはまた気が向いたら記事にする。

昨夜は雨であったが、今日は昼過ぎから快晴であった。
かねてより、noteに書くことが多い、グリーンインフラの事例を見に行った。

大手町は、地元協議会がグリーンインフラの基本方針(添付アドレスを参考)をまとめており、これから他地区でまちづくりをしていく視点として参考になる。
日本の一等地でこれだけ大体的に方針をまとめてくれると本当に心強い。

https://www.tokyo-omy-council.jp/wp/wp-content/uploads/2022/05/omy-greeninfra.pdf

まち歩きの始点は「日比谷公園」。
春休み中の子どもと「日比谷松本楼」でランチをした。
日比谷駅から公園内を見ていくと、空中庭園のある超高層ビルが見える。
これは、大手町のビルで特徴的な風景だ。

日比谷公園から空中庭園を見る

皇居のお堀も実は夏の気温を下げるツールになる。

お堀の水上に吹く涼しい風が街中に流れると気温を少し下げる効果が生まれる

さて、本題の大手町のグリーンを見に街の中に入っていく。
グリーンの軸のメインは「仲通り」になる。
通り沿いには、1階に魅力的なお店が並んでいる。
日比谷通りと外堀通りに車両交通を分散させているため「仲通り」には車の通りが少ない。ウォーカブルである。
通りには街路樹が植えられている。
今は冬で葉が落ちているが夜になるとライトアップがされるようだ。
電球が枝についている。

「仲通り」

東京国際フォーラムにも立ち寄る。

東京国際フォーラムの中庭。樹木も植えられている。地下にホールがあるため、中庭の排水がどうなっているのか気になる。タイルの目地は浸透性になっていたため、地階の天井と中庭床の間に土を入れ、水を浸透させる手法か?地階の屋根部分には防水をしっかりして建物内に水が入らないようにしているはず。これも屋上庭園のひとつなのだと気付く。

三菱UFJ銀行ビルには立派な前庭が設えられていた。

三菱UFJ銀行ビル前庭

「仲通り」の両脇には中間階にもグリーンを配置している建物が散見される。

建物の手すりにグリーンを配置する

また、東京駅から皇居に延びたこの通りが風の道に位置付けられている。
きっとお堀の水上からまちに流れる風が、夏の暑さを癒してくれるはずだ。

東京駅からお堀に抜ける風の道
東京マラソン準備のために駅前はテントが設営されていた

そして、「OOTEMORI」。日本の中心地にシダが植生しているのだ。
凄い!

大手町の森はABINC認証されている

最後に日本橋川の緑道。
まだ開発が醸成されていない土地があり、日本橋川緑道の完成形はまだ先にになりそうだけれど。
ここがきれいに整備され、日本橋川水上の涼しい風がまちに流れるようになるとさらに夏も過ごしやすくなるでしょう。
そのことを期待して、まち歩きを終了。

開発地区内の緑道と日本橋川

今日歩いた範囲は以下の写真。

大手町散策範囲

小春日和の気持ち良い散策でした。
日本の中心地のグリーン・環境に対する本気度が感じられました。
日本橋川の整備が成功すれば、今以上に世界に誇れるまちになっていくんじゃないかなと思いました。
日本の中心地がグリーンで覆われていてとても嬉しく感じた散策でした。
協議会の人に案内してもらうことは可能だろうか。
問い合わせをしてみよう。

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