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NEM WalletでのSymbolオプトイン解説

9月15日からSymbolのオプトインが出来るようになりましたが、忘れずにやっておきましょうということで、解説動画もつくってみたのでまとめておきます。

通常のアカウント編

通常のNEMアカウントでは、0.2XEMのトランザクション手数料でオプトインを行うことが出来ます。ハーベストするためにVRFキーを作成すると、追加で0.85XEMのトランザクション手数料が必要です。この手数料はオプトインするNEMアドレスに、オプトインする前に必要ですので、事前に必要な残高を入れておきましょう。

動画途中でも注意を入れていますが、新しいSymbol用のアドレスを発行し、秘密鍵(ニーモニック)を取り扱いますので、カフェや公衆の場では行わないよう注意してください。また、途中で表示されるニーモニック、PDFとしてダウンロードできるペーパーウォレットについても、見られたりコピーされたりしないよう十分注意してください。

ハードフォークとは違い、Symbolネットワークは全く別のチェーンとなりますので、オプトインしたNEMのアドレスとは別のアドレスにSymbolが付与されます。複数のアカウントを利用している場合、オプトインした元のNEMアドレスとSymbolのアドレスの対応を表計算ソフトなどにまとめておくと良いでしょう。

マルチシグアカウント編

マルチシグアカウントのオプトインには、合計2XEM以上の手数料が必要になります。これは連名の構成が多ければ多いほど手数料がかかることになります。マルチシグアカウントの残高は一切減らず、連名アカウントが作成するトランザクション手数料のみ消費する形です。

動画途中に解説を入れていますが、連名アカウントのオプトインを先に済ませておく必要があり、オプトイン作業は連名アカウントでのみ行います。また、連名アカウントでオプトインしたSymbolのニーモニックも必要になりますので、通常のアカウントのとき同様、カフェや公衆の場で行わないようにしてください。

マルチシグアカウントについても通常のアカウント同様に、全く別のSymbol用のアドレスが発行されますので、同じように表計算ソフトなどにまとめておくと良いでしょう。

付与されるSymbol額について

オプトインの作業中に、元アドレスの残高が表示され、それがそのままSymbolとして付与されるかのように受け取ってしまいがちですが、付与される額は11月以降ローンチ前にある「スナップショット」のタイミングで確定します。ですので、オプトインのために作成したトランザクション手数料は当然引かれた状態になりますし、オプトイン後に(スナップショット前までに)残高をゼロにしてしまえば付与されないことになりますし、ひとつのアカウントに集めておけばそのオプトイン先に付与されます。

複数のNEMアカウントを使っている人は、アカウントを整理してある程度まとめて、不要なアカウントは残高をゼロにしてしまい、オプトインもせずに放置するというのも良いかと思います。

参考

より詳しくはnem Japanのページにほぼ全てまとまってます!

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