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誰がどの立場でも、その人が活きるなら。
「あの人は、人の先頭に立ちたがるから」
この頃、よく聞くこの言葉。言葉を発している本人は、相手のことをよく思っていないみたい。
しょっちゅうこの言葉を聞きながら、ふと疑問に思ったこと。
先頭に立つ人って、必要なのでは?
私自身は先頭に立つどころか、1番後ろにいるタイプ。でも、1番後ろにいる人間がいるなら、1番前にいる人も、当然存在する。
1番前にいる人がいるから、前に進めることもある。
なら、先頭に立つことが「悪」とは言えないのではないかな。
私は1番後ろが性に合っているから1番後ろにいたいと思っている。それなら、1番前にいたいと思っている人もいるはず。
本人が1番前にいたいと思っていて、1番前にいる方が生き生きとしているなら、それでいい。本当は1番前にいたいのに、ずっと1番後ろにいるのは、違う気がする。
もちろん、そんなに単純な話ではないのはわかっている。
そもそも人の立ち位置がどこにあるかとか、1人で独立している人もいるとか、その場の“形”によっても、どこに誰が立つのかは変わってくる。
1番前にいたいからといって、そこが向いてないなら、他のポジションを探すのもありだと思う。他にその人を活かせる場所があるなら、提案してみるのも。
他に、その人よりも1番前が向いている人がいるのなら、どうぞと譲ってみたり。1つのポジションに1人と決まっているわけではないのだから、バランスを見ながら一緒に1番前になったり。
そんなことを色々考えながら、1人ひとりが活きる場所にいればいいのではないかな。
他の立場にいる人を見て、トゲトゲしあうよりも、誰がどの立場にいたとしても、1人ひとりが活きるなら、それでいい。
本人の希望と、活かし方。
どこにいても、お互いに尊重し合えたらいいのにな。
夏のおわり、秋のはじまりに。
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