選択と運命
ふと下書きを見たら、
書いて消して書いて消して
と繰り返したこのnoteが残っていた。
そんな書き方をしたから、
公開するのも躊躇ったままだったんだろう。
でも久しぶりに読み返して、
まあ、公開しよっか
と思ったので、
すこーしだけ日本語を手直しして、公開することにした。
2021年12月15日、
小説『天国はまだ遠く』を読んだ。
これは、なんとなく立ち寄った本屋で、
なんとなくピンときて、
なんとなく買ってみた本。
深い理由はなく、でも運命を感じて。
あえて理由を挙げるなら、
主人公が私と似ていたから。
年も同じ、
仕事や人間関係に悩んでるのも同じ、
死を意識しているのも同じ。
死ぬつもりで山奥の民宿に行き、
しかし死にきれず、
最終的に主人公は、都会の暮らしに戻っていく。
なぜなら、
そこに自分の居場所はないと気付いたから。
単純な感想だが、
私も
自分の居場所を探さないといけない。
探したい。
そう思った本だった。
主人公が死ななかったというのは運命で、
今私がここにいるのは
選択であり運命だと思う。
自分の選択。
それは運命でもある。
それを選ぶべくして選んでいる。
ただ、それに違和感を覚えたのなら、
それは"間違い"ではなく、"違う"のだ。
間違いはない。
だけど、"正解"はあるのかもしれない。
主人公が旅立ったのと同じように、
離れるという選択もまた、運命。
今回私がこの本に出会い、買ったのは、
自分の選択であり、
それがその時の私の運命だった。
そして今回は、それが正解だった。
自分が考えるべきことに出会えたから。
運命は自分の選択にはならないが、
自分の選択は運命だ。
私は自分で選択をするのが苦手ではない。
得意ではないし、違うことが多いけど。
それは、自分の立場で最善を探せていないから。
自分の立場。
それが少しでもわかれば、
もう少し、違った選択ができて、
違った運命になるのかな。
"違う"と感じなくなるのかな。
選択を躊躇しなくなるのかな。
なんて、今日は少し
いつもとは違った感覚のnoteになった。
こんな日も悪くない、かな。
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