面接で不合格になりやすい人は,一緒に勉強していても,楽しくありません!【合格と不合格の分かれ目】第2話

教員採用試験の面接は,確かに,面接官の主観で決まります。

就職試験でもありますから,採用側の主観的な好き嫌いで,評価されることは,ある程度はやむを得ないことです。

ところが,就職活動でもある,この教員採用試験の面接が客観的でないからと言って,文句ばかり言っている人がいます。

確かに,教採の面接は,主観的な評価であり,面接官も人材採用のど素人で,対人コミュニケーションのトレーニングも受けていないので,面接としてのクオリティは低く,文句を言いたくなる気持ちも理解はできます。

しかし,概ね,採用試験というのは,採用側の胸三寸で決まるものですので,採用側の面接官の好感・共感・好印象を勝ち取る戦略を駆使することが必要になってきます。

戦略を駆使した上で,合格を勝ち取り,その上で,教採の面接をディスるというのであれば,それは,知的なユーモア・皮肉としてOKなのですが,自分が不合格を繰り返していながら,面接官が悪い,公平ではない,客観的ではないとブツブツ言い続けても,それは,結局は,「負け犬の遠吠え」になってしまいがちです。

そして,こういう「負け犬の遠吠え」をする人は,一緒に,勉強していても楽しくありません。

とにかく,文句や不満ばかり言っています。

そのくせ,自分が受験する自治体がどうだこうだと,ろくろく役にも立たない自治体ごとの受験テクニックを披露したがります。

そんなに受験テクニックを熟知しているのであれば,それを使って,合格すればいいのにと思うのですが,そういう人に限って,毎年,不合格になっています。

役にも立たない,くだらない受験テクニックもどきを振り回しておいて,不合格が続くと,面接官が悪いとか,公平ではないとかと文句を言います。

その上で,さらに,「~は勉強しなくてもいい」とか,「~は出題が少ないから捨ててもいい」」とか,「自分の自治体と出題形式が違う問題はしない」とか,自分勝手なことを言って,準備を怠ることしか言いません。

そこまで,「選択と集中」をするのであれば,好成績を出せばいいものを,結局は,中途半端な得点しか取れません。そして,不合格になります。

要は,間違っているのです。

要は,学問・学習から逃げているだけなのです。

要は,教師に向いていないだけなのです。

そういう人がいると,一緒に勉強していても,周囲の人は,全く楽しくありません。

そういう人は,自分が不合格になるだけでなく,周囲の人も不合格にする悪いオーラを放っています。

さらに言えば,そういう人は,なぜか,そういう雰囲気がにじみ出ていますので,教採の本番の面接でも,面接官に嫌われてしまいます。

ですから,いつまで経っても,そういう人は,不合格を繰り返します。

負の連鎖なのですが,本人は,自分の愚かさに気づいていないので,より多くの文句を言い出すだけとなります。

こうなってしまっては,もはや,合格することは,極めて困難になります。

合格するためには,冷静に,謙虚に,真摯に,不合格の要因を突き止めて,合格への戦略と脚本と演出を極める必要があります。

そのためには,必要に応じて,学問,理論,特訓などを活用する必要がありますし,必要に応じて,プロフェッショナルに指導を仰ぐ必要もあります。

受験者仲間と一緒に学ぶときも,学問,理論,特訓などに対して,冷静に,謙虚に,真摯に,向き合って,学ぶことが必要です。

合格しやすい人は,そういう学び方が得意です。

合格しやすい人と,不合格になりやすい人は,こういうところでも,大きく違っています。


河野正夫
レトリカ教採学院

https://kyousaijuku.com/


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?