本日(3月1日)より,【教採合格への科学的イニシアチブ】を実施します!『昭和のメンタリティ』と『教採の愚かさ』と徹底的に戦って,勝利します!

今日は,2022年3月1日です。

本日から,

【教採合格への科学的イニシアチブ】

をスタートさせます。

【教採合格への科学的イニシアチブ】とは,教員採用試験に合格するための科学的な方向性や戦略,プランニングなどに関する指導や情報発信を,徹底的に行っていくというものです。

英語で,イニシアチブ(Initiative)とは,ある英語の辞書によれば,

"the power or opportunity to do something before others do"

(他人が行う前に,何かを行うパワー,あるいは,機会)

と書かれています。

別の辞書には,

"the power or opportunity to act and gain an advantage before other people do"

(他の人々が行う前に,有利な点を優先的に勝ち取るためのパワー,あるいは,機会)

とあります。

日本語では,一般に,「主導権」,「進取の気性」,「率先」などと訳すようです。

いずれにしても,イニシアチブとは,

「他の人々に率先して,目標を達成するためのパワーや機会」

ということになりそうです。

今回の,

【教採合格への科学的イニシアチブ】

は,教員採用試験に合格するための科学的な戦略に基づいたイニシアチブを提供していくというものです。

これには,実は,バックグラウンドがあります。

2022年2月25日,レトリカ教採学院の運命を決める話し合いが,レトリカの創設メンバーで,行われました。

レトリカ・教採塾が提供する教員採用試験に合格するための対策講座が,果たして,本当に,創設者たちが理想に描くものになっているのか,そして,なにより,教採に合格して教師になりたいと願っている人々の夢を確実に叶えるものになっているのか,を徹底的に話し合いました。

話し合いの結末によっては,レトリカを「解散」し,教員採用試験の対策講座の主催という仕事を「廃業」することも念頭に置いていました。

幸いにも,話し合いの結果,【教採合格への科学的イニシアチブ】への新しい構想がまとまり,さらに発展した講座展開をすることが決まりました。

結果としては,まさに,「雨降って,地固まる。」,「終わりよければ,全て良し。」ということになりましたが,一時は,レトリカの「解散」と「廃業」まで,念頭に置いたのには,理由があります。

現在の,教員採用試験の対策の在り方は,まさに,悲劇的な様相を呈しています。

そもそも,教員採用試験の試験としてのレベルが低く,大学入試などの試験と比べて,まさに,噴飯物としか言えません。

専門教養の試験は,ある程度の質を保っている自治体もありますが,教職教養などは,ほとんどの自治体で,法律の条文の穴埋め,答申や学習指導要領の穴埋め,あまりにも低レベルな正誤選択問題など,試験の体をなしていません。

主体的・対話的で深い学びや,探求的な学びや,考え,議論する学びが叫ばれ,評価の観点も,知識・技能,思考力・判断力・表現力,主体的に学習する態度の3点となっている昨今の学校教育で教育をする教師を雇うのに,単なる丸暗記での試験が,まかり通っています。

これは,受験者の責任ではありません。

教育委員会の出題者の,許しがたい怠慢であり,無能であり,作問能力の皆無という状況が原因です。

教員採用試験の受験者の,その専門教科の教師としての能力・資質・適性を試す試験を作ることができず,小学生でも作れるような,条文の穴埋め,文章の穴埋め程度の問題を作って,試験をしたことにするという,怠慢行為は,まさに,教育に対する侮辱であり,教師志望者に対する侮辱です。

以下のような問題が,教育法規の問題です。

もはや,法規・法律の問題とも思えません。

単なる,穴埋めで,試験の体をなしていません。

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行政職の公務員の法律の科目の問題で,こんなものが出題されるでしょうか?

教員採用試験の教育法規の問題は,判例研究も必要ありませんし,学説の研究の必要ありませんし,その法律がどういう意味を持つかも考える必要はありません。

百人一首の歌でも覚えるように,要は,条文を丸暗記して,空欄補充ができればいいという出題が多いのです。

これは,受験者の問題ではなく,そもそも,出題者が,全くの教育法規の素人なので,判例や学説に基づいた作問自体ができないということに他なりません。

教員採用試験の筆記試験,特に,教職教養は,ほとんどの自治体で,ど素人が作った,無残極まる,愚かで,知的レベルが最低の試験です。

また,学習指導要領は,重要だと言われますが,教職教養での作問化は,惨憺たる状況です。

画像2

この問題を見て,何かを考えさせているでしょうか?

結局は,丸暗記だけを求めているのです。

そして,その丸暗記のレベルも,最低レベルです。

こんな問題が,10問~20問出題されて,それが,合否を決めるなど,あまりにも愚かな試験です。

ほとんどの自治体で,この程度の問題しか出題されないというのは,教員採用試験が,あまりにも低レベルに落ち込んでいる証拠です。

さらに,筆記試験,特に,教職教養の筆記試験が,あまりにも低レベルなので,講師を1年~3年程度経験すれば,教職教養の筆記試験を免除するという自治体が増えてきています。

もともと,受験する意味もないような試験なので,講師経験者に課すのが,バカバカしいのでしょう。

しかし,愚かな作問で聞かれている問題も,講師を1年~3年したら,システマティックに習得できるというものではありません。

そもそも,教職教養の筆記試験で,問われる穴埋め程度の低レベルの丸暗記の内容は,教師(講師)として働くための必須なものではありません。

空欄補充で聞く用語くらいは,必要に応じて,法律や学習指導要領を参照すればよいだけの話で(すべての先生方は,そうしています。),空欄補充ができる必要は全くありません。

さらに,講師を1年~3年したら,そういった愚かな空欄補充ができるようになるわけでもありません。

講師をしたら,教職教養の筆記試験を免除する合理性も必要性も,そのそう関係も全くないのです。

ただ,あまりにもバカバカしい試験なので,身内の講師経験者には課さないくらいの意味しかないのでしょう。

既に,このブログでも,多くを書きましたが,教員採用試験の面接も噴飯物です。

一般企業の就職活動(就活)などと異なり,教員採用試験の面接(個人面接)は,20分~30分程度の面接が1回だけで,科学的・合理的には,受験者の教師としての適性・能力・資質を検証することなど困難です。

面接は,ほぼアリバイのように行っていて,また,結局は,面接官(校長や教育委員会の中間管理職)の主観と心証だけで,合否を決めています。

もし,面接での得点と,合格して教師になったあとの勤務の状況など(不祥事の有無など)を,追跡調査すれば,面接が,全く機能していないことが,明確になるでしょう。

もちろん,教育委員会は,そういう調査もせず,すべて,臭いものに蓋をしている状況です。

面接での合否の決定が,昭和マインドを持っている人が多い,校長や中間管理職の面接官の主観・心証で決まりますので,面接の対策も,残念なことに,多くの場合,精神論・根性論で行われています。

また,面接の指導に関しても,スピーチ理論,レトリック理論,パフォーマンス理論,脚本論,心理学などが,学問的,かつ,実証的に検証させることなく,指導者の経験や勘に基づく,昭和的な指導がまかり通っています。

さらに言えば,大学入試や行政職の公務員の試験と比較して,教員採用試験の指導は,学問がなくても,学位がなくても,能力がなくても,ほぼ誰でもできるので,教員採用試験の指導者のレベルの低下が止まりません。

中には,非常に優れた指導者もいるという例外もありますが,多くの場合,教員・管理職退職組や,教師になれなかった者などがひしめき,「教採指導のプロ」と自称さえすれば,誰でも,教採対策講座を主催することができ,実際に,そうなっています。

試験対策講座の場合,通常であれば,指導者の能力によって,自然淘汰されていくのですが,教員採用試験の場合は,あまりにも,そもそもが,低レベルの試験なので,自然淘汰の機能は働きません。

大手企業から,個人塾まで,多くが教採指導に参入し,非科学的,非合理的な,精神論や自己啓発に基づくような指導を行います。

もちろん,優れた大手企業や,優れた個人塾もあります。

でも,そんな優れた学びの場を探し当てるのが,大変です。

それでも,教員採用試験は,特に,一定の志望先では,競争倍率は低いため,多くの人が合格します。

そこで,合格率XX%!などと,受験成果の宣伝が始まります。

結局,そんな予備校・塾では,合格しそうな人が合格し,合格しそうでない人が不合格になっているだけです。

合格している人は,その予備校・塾に行っていなくても,多くが合格したでしょうし,不合格になっている人を合格させる力は,その予備校・塾にはなかったのでしょう。

大学入試や,行政職の公務員試験と比べて,教員採用試験の対策講座は,カオスです。

玉石混交どころか,荒野地帯といった感じです。

そんな業界にいるのが嫌になって,そこから脱することができないのであれば,レトリカの「解散」・「廃業」を視野に入れました。

レトリカは,クオリティの上では,非常にハイレベルを維持してきましたので,決して,「解散」・「廃業」を考えるようなことではないのですが,そういう業界にいること自体が不愉快で,このままでいいのだろうかと,苦悩しました。

その苦悩の中で,ある質問に到達しました。

教員採用試験を受験する人への質問です。

「あなたは,今のままで,今の勉強方法で,今,受講している対策講座で,あなたの志望先に合格すると,本気で思えますか?」

これに,本気で「イエス」と答えることができる人は,今のまま続けてください。

自分の志望先の競争倍率が1倍台で,誰でも合格するというのであれば,今のまま続けてください。

しかし,次のように感じる人は,立ち止まって,考えてみてください。

今のままでは,合格はしないかもしれない。

今の勉強法では,昨年の不合格を繰り返してしまうかもしれない。

今,受講している対策講座では,合格はできないかもしれない。

本当に,本当に,皆さんにお伝えしたいのです。

今のような教員採用試験では,不合格になる人の特徴は決まっています。

2次試験で,面接で,集団面接で,どのような人が不合格になるかは,概ね,あらかじめ決まっていると言っても,過言ではありません。

昨年,不合格になった人は,一昨年,不合格になった人は,今年も,また,不合格になる可能性は,極めて高いのです。

ですから,

頑張れば大丈夫!

努力しているから合格する!

今年は経験も積んだから大丈夫!

というのは,極めて,甘い考え方です。

時には,合格することもあるでしょう。

でも,大部分の人は,再び,不合格になります。

今のままでは,合格はしないかもしれないと,うすうす感じている人は,今のままの状態を,一緒に変えましょう!

今の勉強法では,昨年の不合格を繰り返してしまうかもしれないと,うすうす感じている人は,今のままの勉強法を,一緒に変えましょう!

今,受講している対策講座では,合格はできないかもしれないと,うすうす感じている人は,今,受講している対策講座を,考え直しましょう!

努力や頑張りは尊いものですが,努力や頑張りだけでは,目標は達成できません。

能力のない指導者は,努力や頑張りを,精神論で煽ることで,指導しているフリをします。

能力のない指導者は,努力や頑張りを,癒しの言葉に載せて,共感だけを得ようとします。

能力のない指導者は,客観的な事実や科学的な分析よりも,人と人との心のつながりでごまかそうとします。

そういったものに癒しを感じるのは自由です。

そういったものに救いを感じのも自由です。

でも,そういったものでは,合格という目標は,達成できません。

そして,誤解しないでください。

私が,今,このようなことを言っているのは,同業他社の人々を貶めるためではありません。

レトリカの講座の受講生の皆さんにも,警告を発したいのです。

レトリカの講座の受講生の皆さんにも,先ほどの自問自答をしていただきたいのです。

「あなたは,今のままで,今の勉強方法で,今,受講している対策講座で,あなたの志望先に合格すると,本気で思えますか?」

レトリカとしては,最高・最善の対策講座を提供しているつもりですが,今のままでは,合格しそうにない人は,確実にいます。

たとえ,レトリカの講座を受講していても,昨年と同じようなカタチで,同じような勉強方法で,同じような講座での学び方をしていたら,昨年,不合格になった人は,今年も,再び,不合格になる可能性は高いのです。

講座を受講することは,アリバイ作りに使ってもダメなのです。

講座を受講することが,不安を解消するためのアリバイになってしまっていては,合格にはつながりません。

そのために,レトリカの講座では,2月より,面接対策の講座では,「ハーフ&ハーフ」をスタートさせました。

「ハーフ&ハーフ」とは,講座の半分を少数精鋭の集団講座で行い,残りの半分をWorkplaceというシステムで,文字での個人指導を行うというものです。

教員採用試験の現在の面接を受験する場合,一定の集団講座で,講師が代案を出す程度では,もともと合格しそうな人が合格し,もともと不合格になりそうな人は不合格になります。

つまりは,講座の効果が,結果を変えないということになるのです。

これを転換し,講座を受講したから,合格したという人が続出するようなものにする必要があります。

以上のようなことを考えた結果,レトリカ教採学院の講座,レッスン,そして,情報発信は,2022年3月1日,本日より,また,大きく進化します。

進化の方向性は,明確です。

「他の人々に率先して,目標を達成するためのパワーや機会」を提供することです。

ライバル受験者に率先して,教採合格を勝ち取るチャンスや機会,パワーを与えることです。

そして,これを,

【教採合格への科学的イニシアチブ】

と呼んで,

講座内,レッスン内,情報提供の舞台などで,本日から,展開していきます。

そして,明日,3月2日は,【教採合格への科学的イニシアチブ】の具体的なプランの一つである,

【戦略的個人レッスン・イニシアチブ@ゴールデンウィーク】

を発表します!

本日からの,

【教採合格への科学的イニシアチブ】

にご期待ください!


河野正夫


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