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ヴィジュアル系の「昭和歌謡」は○短調+○抜き音階っぽいよ

ヴィジュアル系。2000年代に入り、昭和歌謡や哀愁歌謡というワードが使われるようになりました。しかし、この昭和歌謡とはなんなのか、実態を調べた例は見当たりません。ということで調べてみました。

※本記事はわかりやすさを優先して固定ド表記を用いています。

前書き

前提知識

・日本において昭和以降の歌謡というのはヨナ抜き音階と言われています。(イルカ「なごり雪」など)
・ヨナ抜き音階とは、主音(曲の終わりに置くとしっくりくる音。カエルの歌でいうとド)を1として、そこから4つめと7つめがないもの。つまり、ファとシがないドレミ(ファ)ソラ(シ)を中心に曲が作られます。ただし、これは主に長調での話で、短調ばっかりのヴィジュアル系だと話が変わってくる。

やったこと

・ヴィジュアル系に関係ありそうな歌謡っぽい曲と、歌謡っぽくない曲を適当に抜き出して、イントロやサビの歌メロを固定ドで耳コピし、調を調べました。なお、私は絶対音感持ちではなく、さらに「スキマ時間にスマホでピアノアプリで一音一音確認」というド根性をやったので間違っているかもしれません。
・曲によっては調がスライドしてるんですが、今回は考慮しません。
・主音は一番左側に書き、少ない音を( )でくくっています。
・バンド名表記は執筆時次点での公式サイト参照。敬称略。それ以外の表記は統一していません。
・大意に関係ない音楽理論はすっ飛ばしています。

結論

・ヴィジュアル系昭和歌謡は

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