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大好きは虫がタダシくんの

10年前ぐらいに話題になった阿部共実さんのマンガ。
去年、1日経てば続きの読める漫画アプリで初めて目にした。

描かれているキャラクターは可愛いのだけど
物語の内容が、なんか胸にギュッと来る。

主人公の志織ちゃんは、復唱しないと会話の内容が理解できない。
そんな志織ちゃんが、中学時代の友達「奈緒ちゃん」と街中で出会うところから話は始まる。

大好きは虫がタダシくんの01

他愛もない挨拶から始まる会話なのだけど
志織ちゃんはどうしても会話を復唱してしまう。

それに奈緒ちゃんが徐々にイライラしてしまうのだけど
イライラさせてしまっていることに志織ちゃんも焦ってきて
さらに会話がかみ合わなくなってしまって。

実は学校に行きたくない志織ちゃんは
もしかしたら奈緒ちゃんに会えるかもしれないと街中を歩いていて
偶然に出会えた事がすごく嬉しくて。

でも、その想いとは裏腹に「奈緒ちゃん」は離れていってしまう。

大好きは虫がタダシくんの02

ラスト2ページの切なさ。
絵柄とのギャップで心がざわつく。

感想を書きたいのだけど言語化できる感情ではなく
読み終わっても解答の出ない漫画だけど是非読んでもらいたい。



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