最速でFIREするには?

冒頭

こんにちは、りょうです。
今回は、「最速でFIREするには?」というテーマでお話ししていきます。

FIREというのは、Financial Independence(経済的自立)、Retire Early(早期リタイア)の略称です。資産運用による経済的自立を目指し、若いうちに資産の運用益だけで生活するという考え方です。つまり、働かずして収入が入る仕組みを作って早い段階で引退して自由な生活をおくる、というものです。
最近では、FIREを目標とする方も増えてきています。あなたもFIREしたいのであれば、その土台となる貯金のスキルを身につけておきましょう!

そして、今回は、FIREするために必要な貯金額や生活支出について紹介していきます。

今回の話を最後まで見ていただければ、「働かずして生きていくヒント」が得られます。どうぞ最後までご覧ください。

紹介

このnoteでは、貯金や節約、資産運用について発信していくnoteです。貯金や節約、資産運用で将来の自由度を高めたい方は今のうちにフォローしておいてください!笑

本題

では始めていきます。
始めにすぐにでもFIREできる人を紹介します。

FIREに近い人

FIREに近い人ということですが、厳密に言うと、年収の高い人をいいます。つまり、医者や弁護士、税理士や上場企業の会社員などがこれにあたります。
年収だけでみると、年収800万円以上といったところでしょうか。
年収800万円の手取りは、税金や社会保障料などを引いて大体600万円になります。毎月の支出を20万円とした場合、年間の支出は240万円です。手取り600万円から年間支出240万円を引くと360万円になります。

年間240万円を不労収入として得るためには、運用益5%で資産運用するとすれば4,800万円貯めればいいので13年ちょっとで達成します。
計算式は次のようになります。

【不労収入240万円/年を目指す】
(240万円÷運用益5%)×100=4,800万円

目標額4,800万円÷貯金360万円/年=13.33...

つまり240万円を働かずして得るためには、
運用益5%で4,800万円を資産運用に回せばいいということ、4800万円を貯めるには、年間360万円の貯金で13年ちょっとで到達するということです。

しかしながら13年も貯金するのは長い道のりですよね。ここで貯金と資産運用の合わせ技を使いましょう。
1年目で360万円を運用益5%で運用すると1年後には378万円になります。2年目はこの数字にまた360万円の貯金が足されるので、(378万円+360万円)×運用益5%=774万円(小数点以下省略)

3年目 (774万+360万)×5%=1191万
4年目 (1191万+360万)×5%=1629万
5年目 (1629万+360万)×5%=2088万
6年目 (2088万+360万)×5%=2571万
7年目 (2571万+360万)×5%=3077万
8年目 (3077万+360万)×5%=3609万
9年目 (3609万+360万)×5%=4168万
10年目 (4168万+360万)×5%=4754万+2ヶ月(60万)→4,814万円に到達します。

年間360万円の貯金。つまり月30万の貯金と年利5%の資産運用で10年2ヶ月でFIREに到達します。
貯金だけの場合13年ちょっとかかりましたが、貯金と資産運用を掛け合わせることで10年2ヶ月で年間支出の240万円を働かずして得られる資産を作り上げることができました。

年収800万円の単身世帯で貯金だけで13年ちょっと、資産運用と掛け合わせると10年でFIREにたどり着きます。30歳から始めたら40歳〜43歳、40歳から始めても50歳〜53歳でFIREに到達します。20代で始めた方はどれだけ人生の時間が作り出せるか容易に想像できると思います。
ちなみにこれは、年収800万円の単身世帯の場合です。結婚して夫婦ともに年収800万円のパワーカップルの場合FIREに到達するのは、単純に10年または、13年の半分の5〜7年でFIREに到達するということです。

少し話を広げると、運用益5%ではなくもう少しリスクを取って運用益10%で資産運用した場合、

(年間支出240万円÷10%)×100=2,400万円

2,400万円貯めれば運用益10%で年間240万円の不労収入になります。となると、単身世帯でも6年半から7年でFIREに到達することもできるということです。夫婦2人のパワーカップルなら3〜4年で到達するでしょう。
この話は、わかりやすくするために税金の計算は省略しています。大枠で理解してください。

平均年収の人がFIREするには

ここまでは、年収の高い人ならFIREに近いです。という話でした。

では、ここからは、僕も含めた平均的な方ならどれくらいでFIREに到達するのかを考えていきます。

比較しやすくするために、年間の支出は先ほどと同じく240万円とします。

国税庁のデータによると日本人の平均年収は430万円です。年収430万円だと手取りは350万円程です。年間支出が240万円の場合、

貯金額は、350万円-240万円=年間110万円です。

先ほど話した条件と合わせて比較してみると、4,800万円を貯めるには
目標額4,800万円÷貯金110万円/年=43年

年間110万円の貯金を43年間続けなければなりません。これは現実的ではないですよね。

では、次に貯金と資産運用を掛け合わせるとどうなるのか見ていきましょう。

1年目 110万×5%=115.5万
2年目 (115.5万+110万)×5%=236.7万
3年目 (236.7万+110万)×5%=364万
4年目 (364万+110万)×5%=497.8万
5年目 (497.8万+110万)×5%=638万
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10年目 (1273万+110万)×5%=1452万
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15年目 (2263万+110万)×5%=2492万
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20年目 (3527万+110万)×5%=3819万
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23年目 (4447万+110万)×5%=4785万
+2ヶ月(月9万)
=4803万円になります。

平均的な年収でも貯金と資産運用を掛け合わせると23年と2ヶ月でFIREに到達します。

これが夫婦2人であれば、12〜13年以内で到達します。(複利の力でもっと早いです)

今回はわかりやすくするため年収の増加を考慮していません。本当ならもう少し早い段階でFIREに到達すると思われます。ちなみに年収の平均的な増加率は2%です。年収400万円なら翌年度には408万円になっているということです。(参考程度に覚えておいてください)

FIREには高年収が有利?

ここで疑問に思われた方もいるかと思います。
「なぜ高年収の人はFIREに近いのにFIREしている人が少ないのか?」

その答えは単純です。

年収が高いにも関わらずFIREできないのは、収入に合わせて支出を釣り上げているからです。
つまり、年収の増加とともに生活水準を高めるため、FIREに到達しないのです。
例えば、年収が上がったときの事をイメージしてみてください。高い家賃の部屋に引っ越したり車やブランド品を買ってしまうなんて事はないでしょうか?
ヒトは年収が上がると財布のヒモも緩くなってしまいます。それゆえに高年収でもFIREに到達する人が少ないのです。

FIREするためには、収入に対する貯金の割合を表す「貯蓄率」という考え方が重要になります。「貯蓄率」についてはこちら↓の記事で解説していますので参考にしてみてください。


車を買ったり、ブランド品を買ったりすることを否定するつもりはありません。お金の使い方は人それぞれです。
ただ、今回は「FIREするにはどうすればよいか?」というテーマで話しているため、そこはご理解ください。

ここでFIREするための1番の理想像を僕なりにまとめてみます。

FIREに1番近い人

FIREするためには、いかに速く生活費を不労収入で得るための資産を築くかがポイントでしたね。

つまり、高年収で生活費を最小限に抑えて、早い段階で資産運用を始めた人が1番FIREに近い人ということです。

年収800万円の医者や弁護士、税理士、上場企業の会社員が、月に10〜15万円の支出に抑え、本気で資産運用した場合の資産拡大スピードは考えただけで物凄いものです。これが夫婦ともに同じスペックで共働きだったらと考えると恐ろしいレベルです。

忘れないでいただきたいのは、FIREという魅力的なものの土台となっているのは、貯金という基本スキルだということです。
貯金なくしてFIREは成り立たないと心得ておきましょう。

夫婦共働きで12〜13年でFIREできることがわかりました。ただ実際には、年収の増加もありますし、毎月の支出を抑えればそれだけ早く資産が大きくなり、FIREに近づきます。

まとめ

では今回の話をまとめていきたいと思います。

FIREに近い人とは、年収が高い人ということがわかりました。年収が高い人でも極力支出を抑えた人だけがFIREというライフスタイルに到達することも理解できたと思います。

そして、私たち平均的な年収の人は、夫婦共働きで支出を抑えつつ、貯金と資産運用の掛け合わせでFIREに到達することが可能です。今のうちから貯金や節約、資産運用について勉強していきましょう。

いかがでしたでしょうか?
FIREはごく一部の人だけが到達できるものではないことがわかりました。知識と考え方さえ理解していれば誰でもFIREすることはできます。人生の自由度を高めたい方は参考にしてみてください。

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僕のnoteでは、今後も貯金や節約、資産運用について発信していきますので、人生の自由度を高めるために僕と一緒に勉強していきましょう!


それでわっ!

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