見出し画像

5年間スバル車に憧れた私がホンダのシビックを納車するまで

これまで私はずっとスバル車に憧れていた。
フォレスター、レヴォーグ、XV、インプレッサ、、、今まで試乗もしてきたし、次に乗るクルマはこの中のどれかだろうと思っていた。
5年くらいかけて検討しているが、まだ購入には至っていない。

そんな中、ホンダの新型シビックを納車した。
それも1週間で契約を決めてしまった。

一目惚れだった。
車検でフィットを預けに行ったら、ホンダの営業さんに新型シビックの試乗を勧められた。
デザインは外装も内装もとてもおしゃれ。ハッチバックではあるが、セダンのように流れるデザイン。走りも申し分なく、1.5ℓターボは滑らかで力強い走りであった。バイパスの上り坂をカーリングしているような滑らかさ。私のフィットハイブリッドより静かなエンジン音、静かな走行ノイズで余裕が感じられた。

欲しい。

車検のタイミングではあるが、7年目のフィットは昔のお義父さんから譲ってもらったクルマだ。いつまでも乗り続けるわけにはいかない。

出会ったばかりのシビック、今、決めて良いのだろうか。

その時まで私が一番乗りたいと思っていたクルマはフォレスターだった。しかし、マイナーチェンジで私が好きなデザインではなくなってしまった。間に合うのなら、フォレスタースポーツC型が良かったな。
シビックに対抗するなら、レヴォーグか。価格も同じくらいだし、レヴォーグも魅力的なスバル車だ。

私の気持ちを確かめるために、代車のホンダN-WGNでスバルのディーラーへ向かった。
「ずっと前からフォレスターが好きでした」
とスバルの営業さんに告白して、レヴォーグの試乗をさせてもらい、見積をしてもらった。1.8ℓターボ、一般道では1.5ℓターボとの違いは分からない。微妙な違いではあるが、スッと押される感じの滑らかさはシビックの方が最初の伸びが良いような気がした。(気持ちの問題かもしれない)
全然悪くないんだ。どちらも最高だ。
これから発表される2.4ℓターボなら気持ちも変わりそうだけれど、そんなお金の余裕はないだろうな…

デザインもシビックの方が気に入ってしまった。シンプルで流れるフォルムが私の心をつかんだ。
私の頭の中はもうシビック一択になってしまっていたようだ。

シビックかレヴォーグか悩む中で理容室に行った。
色々と話す中で床屋さんが
「道路ですれ違った時に後悔しない方がいいですよ」
と言ってくれた。

床屋さんの一押しもあり、シビックを契約してしまった。

1週間で決めたけれど、5年と1週間の検討時間だったと思っている。私が求めていたものが全部入っているクルマ。
あと、ガソリン車の時代の最後に何に乗るのかもずっと考えていた。次の乗り換えでは、もう純ガソリン車は新車で手に入らないだろう。

12月にシビックを納車してそろそろ1ヶ月が経ち、1000kmほど走った。
峠道も高速も安定の走り。どんな道でも不安にならないし疲れない。
ハイオクのガソリンは1ヶ月で75ℓほど消費している。
おそらく、光熱費よりガソリン代にかかっていて、散髪代より洗車代にお金をかけている。

それでもいいんだ。
移動そのものが最高の時間なのだ。運転中の幸福感がすごい。
昔の自分は、合理的ではないお金の使い方をしなかったが、シビックの走りを楽しむためなら何でも良くなってしまった。
まあいいじゃないか、目的があった方が仕事にも精が出るだろう。

シビックと共に新しい人生が走り出した感じがしている。
今は一人で走っているけれど、いつか助手席に乗ってくれる人ができるかもしれない。

シビックは、しばらく私の人生のパートナーでいてくれるだろう。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?