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ファッションは私の履歴書


#ファッションが好き

初めて、こんなテーマでnoteを描いてみます。

学生時代は、中高とずーっと陸上部で

朝は早くから、朝練、

授業が終わったら、練習がスタート

日曜日も練習や試合があって

ジャージがあれば大丈夫、

そんな学生時代を過ごしていました。


夜間高校に通っていたので

日中はジーンズショップでアルバイトをしていました。

最初のファッションとの出逢いは

このジーンズショップからスタートしました。


高校の卒業と同時に

大手アパレルメーカーの店長さんに

スカウトして頂きました。

ファッションの経験は、

ジーンズとジャージしか知らない

そんな、18歳の女の子がアパレルメーカーで

ファッションを通して

色々な人と出逢い

たくさんの事を経験させて頂き

今の私があります。


1988年4月

ここから30年間のアパレル人生がスタートします。


私がアパレル業界に足を踏み入れた頃は

ファッションが一番、生命力にあふれていて

キラキラとした華やかな時代でした。

ブランド、デザイナーの持つ

メッセージ色が強く表現されていました。

素材や装飾もラグジュアリーで

販売員さん(当時は、ハウスマヌカン、ファッションアドバイザー)が

デザイナーさんの1番のファンだったのではないでしょうか?


まだ、10代だった事もあって

もちろん、高価なDCブランドの服を

たくさん買う事は出来なかったけど

初めてのお給料で背伸びして買った

コムデギャルソンのシャツは

30年経った今でもしっかりと覚えています。

その頃の憧れは、

ブランドの服を素敵に着こなし表現する姿

ブランド、デザイナーの思いを言葉で伝えられる

表現者としての姿を間近で見せてくれたのが

当時の販売員さんたちでした。

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時代が変わっても

ずっと愛されているコムデギャルソン(川久保玲さん)

調べてみる1969年に創業されて

1975年東京コレクションデビュー

1981年パリに山本耀司と渡りパリコレクションデビュー

50年以上愛される、支持される

素晴らしいなあって思います。

どんなビジネスにおいても継続していくこと

スタイルは変化していっても

理念や軸になるものは変えず、

信頼され、期待に応え続ける

時代の中で

継続ていくこと、存続していくこと

サステイナブル(持続可能)

今のファッション不況の時代のヒントになることが

沢山あるのではないかと感じています。

時流に乗って消えてしまうモノが

今は、沢山ありすぎますね。


装苑、FIGARO、SPUR、ELLE、VOGE、、、

20代の頃は、

海外のコレクション〜スーパーモデル全盛期の時代

モデルのケイトモス

女優のジエーンバーキンが好きで

ガリガリで少年ボディだったこともあって

お二人のファッションは

挑戦的で自分を最大限に楽しんでいる

そんなお二人のファッションに憧れていました。

ファッションだけではなく

生き方、在り方にしっかりとした軸があって

恋多き女性でスキャンダルも沢山ありましたが

自己責任で自分を生きることの大切さを

お二人から学んだ気がします。

そして、年齢を重ねた今もとっても素敵です。

唯一無二の存在とは、お二人のことなのかと

勝手に思っています。

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1990年代年代は

安室奈美恵、SPEED、華原朋美、

彼女らのファッションの影響から、

ギャルファッション、ガン黒メイク、厚底ブーツなど

渋谷109が情報の発信源になっていました。


当時の私は、

大阪にオープンしたHEP five内の

クランデユイユという

MKミッシエルクランのお姉さんブランド

新ブランドをオープンニングのお店でデビューさせる

お仕事に関わらせていただいておりました。

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https://www.hepfive.jp/


館内には沢山のギャルファッションをメインとする

ブランドが出店していて

販売員さん、お客様のファッションを楽しませて頂きました。


私の担当していたブランドは

オフィスカジュアルやセレモニー系の商品

いわゆる、キレイ目系のファッションだったので

館内にいらっしゃるお客様との

ファッションの違いに頭を悩ませておりました笑


2000年代になると

大型ショッピングモール(SC)

郊外にはアウトレットのオープンラッシュ

海外からはSPAブランド

H &M ,フォーエバー21 ,ZARA,

国内ではユニクロ

大量生産、大量消費の始まりでした。


私の会社もクイックレスポンスや

海外にどんどん生産拠点を移動させて

海外のSPAブランドやユニクロの価格帯への

挑戦が始まってしまいました。


もともとは、

百貨店を拠点にしたブランドの会社でしたが

SC向けの新ブランドがどんどん開発され

一つのブランドでは

大きな店舗を運営出来ないため

複数のブランドを展開する

複合店やファミリーブランドが

会社の顔となっていきました。

ちょうど、

私世代は20代後半〜30代前半

以前は、お勤めをしていて

百貨店を多く利用していた世代が

結婚、出産を経てライフスタイルが大きく変化していく

そんな頃だったと思います。


休日は、ご主人様の運転でお子様と一緒に

ショッピングセンターにお買い物

今では、当たり前の光景ですが

当時は、百貨店と違って

大きなスペースで

ブランドの世界観を

伝えられる空間としてのお店がとても新鮮でした。


駐車場が広くって

お子様と一緒にお食事や遊べる

フードコートやアミューズメント

家族で一日中楽しめるということで

家族三世帯でご来店される

お客様も多くいらっしゃいました。


毎月のようにSCがオープンし

お陰様で私の会社もオープンラッシュ

新店舗のオープン準備

オープニングスタッフの募集や

商品の手配やら1日があっという間に過ぎていく

そんなイメージでした。


街の中にどんどんSCが溢れ

週末は家族でご利用するお客様が多いとなると

加速されるのが

お客様の取り合い的な流れに

どんどん変わってきました。


価格競争が引き金になって

タイムセールや週末限定のセール

次のご来店に使える割引クーポンの配布


市場の売れ筋もターゲットのお客様層が

似ているので、どのお店を覗いても

似たような商品が並ぶ

そうなると

価格と商品の奥行き(在庫量)になってくるので

どこのお店も、毎日のように大量に納品される

ダンボールを解体しお店に陳列したり

ストックに片付けるなどの作業に

追われるようになりました。


続いては営業時間の拡大

21:00閉店から22:00閉店へ

店舗名は言えませんが23:00閉店という

お店もありました。

年末年始は、

朝の開店時間が8:00にお迎えするということもありました。


この頃は、ファッションを楽しむというよりも

如何に効率よく服を販売するか?

自分が身につけた物をお客様に選んでもらえるように

回転が早い中、毎週、毎週、

新しい服を買っては、着ないを繰り返していました。


2016年8月末に会社を卒業するまで

こんな状況が続いていました。

2015年ごろからアパレルを取り巻く環境が

どんどんと変化してきました。

中国での生産では、賃金が高騰して

現状の価格帯では、商品が作れない

消費者であるお客様の価値観への変化

少子高齢化が進み

ファッションを楽しむ世代が変わってきたこと


大きなお店を維持していく力を失えば

その先はお店の撤退させていく

もちろん、それに伴って人員の削減なんかもあります。


2020年コロナの影響

地球温暖化、SDGS、フェアトレード、エシカル、環境問題

アパレルがもたらす、環境への影響

緊急事態宣言による自粛や人と接することでの感染リスク


アパレル企業の多くはオンラインに舵を切って

急ピッチで環境が整ってきました。


まだまだ、実際のお店や

そこで働いている販売員さんのことなど

問題は山積しています。


ファッション業界を離れた今は、

販売員さんの研修

個人のお客様のお洋服のご相談にのらせて頂いています。


大量廃棄などアパレルは環境破壊に繋がっている

というイメージが一人歩きしているように思いますが


これからの時代は、

意思をちゃんと持って自分で選ぶことが

大切なのかと感じています。

自分がどう在りたいのか?

どんな価値観でどんなモノを選ぶのか?

自分の目で耳でしっかりと学び

選んでいく必要があると思っています。


私は、

やっぱりファッションは大好きです。

なりたい自分を表現できる近道は

やっぱりファッションなのです。


ファッションがキラキラと輝いていた時代から

新しく生まれ変わるこの時代を

ファッションと共に過ごせたことは

本当に感謝だなあって思っています。


ファッション業界を離れたからこそ

見えてきたモノが沢山ありました。


今の自分に出来ることで

次世代を担うアパレル販売員さんたちを

応援していきたいと思っています。


#がんばろうアパレル

#やっぱりファッションが好き

#ファッションが好き

#RE:ZAKKA

#ショップ再生請負人

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