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くれぐれも気を付けて「太陽がいっぱい」映画公開より気温も水位も上昇 2024年7月28日

24歳のアラン・ドロンが色気むんむんの映画公開は1960年

調べてみるとそのころより1年の平均気温は1度上昇
海水の水位は10㎝上昇

ということはあのラストシーンで死体が見える前に
アラン・ドロンは祝杯を飲み終えていたのか

ということは物理的、相対的にあり得ないけれど
アラン・ドロンが祝杯をあげる前に熱中症になっていた可能性はある
映画の撮影が夏場に行われたので
あれだけ太陽がいっぱいだから今ならその対策も大変なことだろう

「太陽がいっぱい」の音楽は有名なニノ・ロータによる
メロディを口ずさめる人も多いと思う


ニノ・ロータの映画音楽と言えば

私が好きなのは映画「ロミオとジュリエット」の音楽
もっとも有名でアカデミー賞も受賞しているのは
ゴッドファーザーPartⅢ」の音楽

ニノ・ロータは大学で文学と哲学を学んだが
最初は交響曲などのクラシックの作曲をしている

などは今回調べたことでもあって

私の「夏の曲」シリーズは私とその曲とのつながり
強いものを選んでいる

ということで映画音楽もあれこれ考えたが
私が映画を観るようになり将来は映画を創る人になりたい
とまで考えて
実際に映画会社の内定までもらったのは
もっぱら母親の影響である

むかしは曜日ごとに
「何とかロードショウ」をテレビでやっていて
たくさんの名作を
私は母親の解説入りで見た

この「太陽がいっぱい」も母親とテレビで見た
映画音楽が印象的で中学生の頃は頭の中で
ぐるぐる回っていた感じ

まだ母がまともに会話ができる最後のころ
あまりにも映画をたくさん見ているので尋ねた
いつそんなに映画を見に行ったの

「高校生のとき
この田舎は面白いものがなかったから親戚のいる
列車で1時間以上もかかる大きな街まで行って
映画を観て遊んでいた」

かなりおてんばな娘だったことがそれでわかる
父がいたころは良妻賢母を絵に描いたような人
それでも映画はあれこれ知ってるので不思議だった

ロードショウと言えば映画評論家の淀川長治さん
あの「さよなら、さよなら・・・」のおじさん

どなたかのYouTubeで淀川長治さんの
「太陽がいっぱい」の放送後の解説を見た


この映画にはホモセクシュアルの陰がある


そう言われて映画を見直すと殺す方も殺される方も
怪しげなムードが漂っていて
ただの美女や財産目当ての犯罪ではないことが観える
原作者はパトリシア・ハイスミスという女性

ここまではさすがに私の母も解説はしていなかった

けど

付け足し

ホモセクシュアルと言えば知る人ぞ知る岩田純一

朝ドラ「らんまん」にも出て来た南方熊楠が絶賛した
岩田純一が1930年頃に執筆した「本朝男色考」

早くからフランス語訳もされ海外での評価も高い

岩田純一は竹下夢二に学び
親友には江戸川乱歩横溝正史らがいる

淀川長治さんの久々の映画解説を見て
「太陽がいっぱい」の映画の奥深さとともに

あのニノ・ロータの切なくも美しいメロディの味わいが
私の頭の中をぐるぐる回り始める

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