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まさかの「デジタル署名に捺印が必要」!!


まさかのシリーズ(なんじゃそりゃ?)第二弾! これは先日東京都議会に署名を提出しようと確認した際に、伝えられた言葉だ。

「都議会に署名を提出する場合、地方自治法により、直筆か、デジタルの場合、捺印のいずれかが必要です」

はっ?

「デジタル署名に捺印」って、何それ?

もう一度「それは、賛同した方全員の捺印ですか?それとも提出者の捺印ですか?」と確認すると、賛同者全員分の捺印が必要だという。

もうホント、悪い冗談かと思ったが、change.orgさんに伺ったら、いわゆる役所の用語でいうところの署名簿は住所記載の直筆が必要とのことだが、要望書の参考資料としてはデジタル署名が提出できるとのことだった。

結局私の署名運動、【学校再開後も必須の、オンライン授業を早急に推進してください!】は、東京都教育委員会が捺印なしのデジタル署名を受理してくれることになり、都議会へは請願書を提出することになった。

change.orgさんのおかげで、見ず知らずの方からオンライン上で賛同を頂いて、署名運動をするなんてことが可能になる素晴らしい時代なのに、一方ではデジタル署名に捺印が必要という現実がある。なんとか署名提出は出来たものの、こんな不条理なパラドックスはどうにかならないものだろうか?

河野防衛大臣は、世の中がコロナ禍の在宅勤務中に、驚くべき速さで役所の印鑑不要化、電子書類化に取り組まれていたが、この激動の変化を迎えている時代にあって、捺印のシステムは社会変容のスピードを阻害しているのではないだろうか。

ここ数年で、やっと日本でも一般化してきたクレジットカードのPIN入力での決済などは、10年以上前から、当時住んでいたドイツでは当たり前だったし、アメリカの便利さはいわずもがなだ。

教育界だけでなく、日本の社会全体がICT活用に相当な遅れをとっていると思うのは私だけではないだろう。

個人的には、アートとしての書に押す落款や、手紙に添える印に風情を感じる派ではあるが、ビジネスや役所の手続きに捺印は省いた方がよいと思う。

デジタル署名に捺印が必要って、もうブラックジョーク MAXでしょ!! ちょっとこれ、すごくないですか?



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