それにしても皆いつの間にかいなくなるよな

 だから別にそれがどうってわけでもないんだけど

 昨日、12/20にななしいんく公式より、いなうるうの契約解除、虎城アンナの卒業が発表された。

 過去のnoteで何度か触れたように、いなうるうの積極性にはかなり期待していたのでこの結果は正直、残念だなぁという思い。新しい風を吹き込んでくれそうな気配があったんだけど、あまりに暴風だったのかもしれない。
 「ななし麻雀部」としての活動もいなうるうの休止後はほとんどなくなってしまったし。ななしいんくは意外に引っ込み思案なメンバーが多く、数字に野心を持ってガツガツ行くタイプが少ないので面白いキャラだなと思っていたのだけれど、このご時世に契約に縛られないくらい破天荒だとさすがに難しいよね。
 いかんともしがたいレベルの遅刻癖とか距離の詰め方がすごすぎるとか、ちょっと難しいところもあったけど、ファンであると公言していた紫水キキとのコラボの際には嫌われることを恐れているそぶりを見せていたりだとか、活動後期(実働は2か月くらいしかなかったけど)にハマりだした麻雀に対する真摯な姿勢なんかは普通に好きだった。

 虎城アンナ――あんにゃんはどこかちょっと噛み合わない会話が癖になるタイプで、島村シャルロット先輩とのシャルアンコンビの微妙にピリつく関係性も、龍ヶ崎リンに赤ちゃんプレイを強要する恐怖配信も好きだった。
 大浦るかこ、紫水キキと行ったアイドルオーディション企画も元地下アイドルマネージャーという立場から他ではちょっと見られないシビアな視点が面白かった。プロ顔負けのダンステクニックを持ち、因幡はねるPのアイドル企画のメンバーにも選出されていたが、いろんな不幸が重なって実現することがなかったのは本当に心残り。先日、1周年を迎えた蛇宵ティアも3D配信でのあんにゃんとのダンスバトルを目標にしていたと語っていただけに口惜しさが残る。
 Vtuberでは珍しい彫金作業配信をよく行っており、所属していたシュガーリリックを卒業しソロ活動になってからは念願のジュエリーブランドも確立。卒業前に2度のリリースを行うことも決まっているし、あまり大きな声では言えないけれどもななしいんく卒業後もどこかで似たようなことをするようだという話もあったりなかったり。それもまたVtuber。

 言っていいなら、どちらも、本当はもう少し別の形になることもできたんじゃないかと思ってしまう部分はある。なんか、もっと、こう、いい感じになる未来はなかったのかと思ってしまう。けれど、決まってしまったことは覆せないし、決まってしまったからには前を向いて行くしかない。
 願わくば別の道に進んでいく2人にも、残ったメンバーにも、そして私たちリスナーにも幸多からんことを願います。


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