お菓子の味

海外で日本のスナックに似た製品が売っていると「またマネか」と思ってしまうのが我々。Mikadoはフランスのポッキーのようなお菓子だがフランスのグリコが作っているオリジナルブランド。向こうではポッキーというブランドはなく、Mikadoとして売られている。

ブランド戦略も全く異なり、日本のかわいらしい、ティーン、20代のお菓子というイメージからは遠い、オフィスで食べる大人のビターな食事、というテイストである。

実際に味もビター、日本のものとは違う。

中国・東南アジア圏では緑茶に砂糖が入っていることも有名な話である。日本人では信じられないが、彼らにとっては砂糖がはいっていないことがどちらかというと信じられない。なので、中国では無糖緑茶が別であり、通常緑茶は砂糖入りである。

クリエイティブセンス等、明確に違いが判るものもあるが、味覚に関しては自国のものが絶対的に美味しいと思ってしまいがち。味覚だって相対的なもの。生まれ育った環境、食べてきたもので全く異なる感覚を持つ。自分自身を信じすぎるがために失敗してしまう事例は多々ある。

バックグラウンドが違う人を理解するには、ターゲットなる人に任せる、数字を信じるの2パターンである。


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