どんどん変わっていきますね!町も人も税理士業界も!?<キャリアアドバイザーの徒然会計さんぽ>
みなさん、あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします!
わたしは通勤に銀座線の渋谷駅を利用しています。
銀座線の渋谷駅は2019年から2020年にかけてお引越しして、1月から新しく生まれ変わりました。
さて、渋谷駅リニューアルに対しては、賛否両論あるようですね。
「ホームが広くなった!」「近未来的?な天井がかっこいい」「トイレがある!(今までなかったのです……)」
などの喜びの声がある一方で、
乗り換えの距離が長くなり、井の頭線を使っている人にとってはやや不便になりましたし、
他の線から乗り換える人も、今までとの動線の変化に戸惑いを覚えているようです。
かく言う井の頭線ユーザーのわたしもその一人です。
また、先週なかばに雨が降った際には雨漏りしている部分もあったりして、
今までのものから新しいものに変化していくときには、
なにごとも最初から完璧というわけにはいかないのだなと感じたりもしました。
しかし悪いことだけではありません。
個人的には、ホームから外の景色が見えるようになったのがうれしいです。
なんといっても開放感が違います。
なにかが新しくなるときにワクワクする人もいれば残念に思う人がいたり、
変化を歓迎する人、抵抗を覚える人もいたりして、人によって捉え方はさまざまですよね。
「変化をどう捉えるか」ということは、会計業界や税理士のお仕事にも当てはまることだと思います。
「10年後なくなる職業・仕事」の中に、
税理士や会計士が取り上げられることはもはや当たり前のようになってしまいました。
ただ、多くの有識者は、「業務の中でも単純作業の仕事は減っていくだろう。」としながらも、
「税理士の仕事は税金の計算だけではない。
顧客に対する個別の対応や、人の気持ちを考えたうえで対応しなければいけないケース、
一見リスクがあるようでも将来的に利益が出る選択肢があったときに何を選ぶかなど、
人間にしかできない判断をしなければならない場面が多くある」と指摘しています。
つまり、単純作業は計算が得意なAIやRPAに任せて、
人間にしかできない仕事を丁寧に行うのであれば、むしろ将来性が高いということです。
先日弊社にて開催したセミナーでも、講師の先生が「仕事がなくなるのではなく、
仕事の中身が変わるだけだ」と強く主張されていたのが印象的でした。
「変化をどのように捉えるか」と前述しましたが、
AIやRPA進出による会計業界の変化をどう捉えるかによって、
将来の自らの市場価値を上げていくことに繋がっていくのではないでしょうか。
また、渋谷駅の雨漏りの話ではないですが、
どこまでがAIの領域で、どこからが人間の領域なのか、
すぐに完璧に分けることはできないと思います。
会計キャリアアドバイザーとして様々な税理士と関わってきて思うことは、
新しいことにチャレンジしていくなかで、
試行錯誤しながら自分の領域を確立していくことが重要だということです。
そしてこのことは、私たちエージェントにとっても同じです。
時代の移り変わりにともなって、トレンドやニーズが変わっていくなかで、
「変わらなければいけないこと」と「変えてはいけないこと」をきちんと見極めながら、
できる限り先入観を取り払って真摯に仕事をしていきたいです。
渋谷駅のお引越しとともに決意を新たにした、そんな2020年の幕開けでした。
プロフィール
吉岡 美香
株式会社レックスアドバイザーズ
キャリアアドバイザー
大学院修了後、印刷業界にて約7年間企画営業を務める。
クライアントであった各社人事部との関わりのなかで
社員のキャリアアップ・モチベーションアップにつながるような記事を担当する機会が多く、
自身のキャリアについて考えるようになる。
その後、人材業界にキャリアチェンジ。
会計業界からコンサルティングファーム、知財、企業の管理部門にわたる幅広い分野で、
自身のキャリアチェンジの経験から、転職希望者に寄り添った転職支援に力を入れている。
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