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#027 (笑)

アラフォーだから(笑)
おひとりさまだから(笑)

見渡せば周りは子育て真っ只中、聞けばほんとうに大変な日々を送っている。
炊事洗濯送り迎えを毎日こなして、おまけに賃労働までやってのけるなど、二刀流どころの話ではない。

私は引け目を感じているのだが、ママ達にとっては自由な私が羨ましく見えたりもするらしい。
そりゃそうか、お出かけするにも子供連れ。
子供が大きくなるまで保留せざるを得ない楽しみが、処理しきれないほど溜まっているのだろう。

しかし、羨ましがられようが立派なのはそちらの方なので、何事にも自虐のニュアンスをトッピングしてバランスをとっている。

いやー、でも私の未来は孤独死だから(笑)

実際、私は子供がそんなに好きじゃない。
子犬や子猫や子ウサギのほうがよっぽどかわいいと思ってしまうタチなので、その点については羨ましくもなんともないのだ。

でも、寂しいとか必要とされたいとか、そういう人としての基本的なアイデンティティに関わる欲求は当然、満たされない訳だから、そうした意味では羨ましがられる筋合いなどなく、どっちもどっち、良し悪しだろうと思う。

しかし、社会のフィルターを通して見れば、食っちゃ寝しては排泄するだけの私より、未来を担う子供を育てるママ達のほうがはるかに偉いというのは、そりゃもう完膚なきまでに、100パーセントの満額解答で、その通りだ。

鏡を見るのに嫌気を感じることがある。
黒ずみたるんだ目のクマをはじめ、シミやシワ、吹き出ものとか肌の荒れ。

こりゃもうキツいな。
あきらかいきおくれただけなのに、一人が好きとか、言ってらんないわ。

だから、いい歳こいたら、孤独を誤魔化しながら好きなことをして、でもその報告はちょっとサゲるのというのが処世術だ。

独り身だし暇なだけだよー(笑)
みんなで食べるほうが美味しいよー(笑)
一人で旅行したってつまんないよー(笑)

でも、本心はこうだ。

はやくしにたい(笑)

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