多重債務タヌキの話⑯背伸びをする物は長くは立てず

ビジネスをはじめるときにも、一気に何千万と融資を受けたり資本を集めたりして大きく展開するとうまくいかないことが多い。転売ヤーでもそうだ。いきなりクレジットカード限度まで仕入れ、いきなり梱包や発送の外注さんを雇い、保存用の倉庫を借りたとしてもノウハウがないから破綻するだろう。

まずはフリマサイトやアマゾンで1つでも2つでも利益を出す経験をし、少しずつ増やしていく。その延長戦上が大きなビジネスとなる。

特にタヌキがしているFX界隈は「キングオブギャンブル」で、修羅の世界である。何の経験も実績も出したことのない人間が踏み入れる場所ではない。

FXの相手の資金は下手すれば何億クラス。世界中から天才たちが参戦してくる。娯楽として生半可な気持ちで参加するものも少ない。競馬や宝くじ、パチンコなどと違ってまず口座開設が手間なのだ。その手間をくぐってくるわけだから、参加者に遊びの気持ちはない。
(遊びの気持ちがある博打の場合、真剣にやるプレイヤーはその人たちをカモりやすい)

FXは詳しくないので株で毎度話しているが、前回も話をした株トレーダーのcisさんは子供のころから駄菓子屋のくじ引き攻略、仮想通貨の発行、高校生あたりではパチプロ軍団の元締めとして、期待値を追う練習を(無意識に)していた。

それらのベースがあって、そこから株に移行して株を攻略したのである。(攻略前に競馬や株で1000万程度負けた経験もあるらしい。が、借金はしていない)

私もパチンコ、スロットまでのギャンブルは絶対に負けないところまではきた。株のデイトレは通用しなかったが。。

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思えば自分自身も、子供のときからゲームセンターで攻略していた。

平成初期のメダルゲームは、少し前のプレイでどれだけメダルを吸い込んでいるかによって、その後の出率が調整されていた。そのことに気づいたあとは、他の子たちがプレイするのを見ていて

「10枚いれて当たらずに離れた」

ような機械を選び、6枚程度勝つまでプレイし、当たったら即離れる。

こういうことをしていた。これで差枚プラス6枚になる。
※これがパチスロのハイエナ狙いでしっかり待てる基礎になったのかも

もちろん、機械の出率が80%に設定されていた場合8枚くらいはとれるのかもしれないが、あまりギリギリを狙うと自分が沼にはまるのでチャンスゾーンの打ちにサッと当てて退散する。

あとは、期待値ではないが飴玉を2段のテーブルの上段が押し出して落とすような形式のゲーム。これのメダルバージョンのやつがあって、メダルを上段に落としてプレイするが、メダルを投入するときにおもいっきり逆回転で弾きながらいれると、超高速で投入でき、テーブル向こうの壁に当たった勢いで反発して、落とし口まで戻ってくることができた。

これを使うことで落ちかけのメダルを道連れにして落とすことができた(笑)

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タヌキの人生を観察したわけではないので決めつけはよくないが、タヌキはいろんなゲームや勝負においてきちんと勝ってきた場面や実績がないと思う。

その程度のレベルの人間が鬼畜FXをするというのは、まさに「背伸び」であり「基礎不足」もいいところ。背伸びをする者は長く立ってはいられないのである。



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