衰退してしまったバーチャファイターのことを考える。その1
改めてバーチャファイターがなぜ廃れたのか考えてみる。
一部ゲーセンではまだまだ人気みたいですけど公式大会はやってないようですし、
2016年にネットサービス終了と同時に版権を売ってしまったらしいですね。
公式サイトもそこで更新終了となっています。
最終作品であるVF5FSから既に10年経ちましたがさてどうしてこうなってしまったのやら。
今回は簡潔にまとめ。
1:ゲームシステムの複雑さ
これは3から言われていることですが、エスケープとコマンド投げ技抜けの追加によりシステムが複雑化したことと、1キャラあたりの技数が膨大になりすぎたこと。
4以降は構えや入力が難しい追加コマンドが異様に増えたため、さらにライト層がついていけなくなり、かつシリーズがリリースされる間隔も大きかったためヘビー層も飽きてきて人口が減ってしまう。
(チャレンジングだったVF3だが、ゲームとしては複雑すぎた。あと葵が絶望的にかわいくない)
2:キャラクター要素の薄さ
これも3の時代既に他の格闘ゲームではシナリオとキャラクターを重要視してたにも関わらず、VFはそこを無視してひたすら対戦に特化させたこと。
未だにデモムービーが流れない格闘ゲームはVFくらいです。肝心のストーリーも作りが雑で破綻気味です。端的にいうとオタク要素がまるでない。
また、このあたりを指摘すると必ずといっていいほど「バーチャにストーリーは要らない!(キモオタはバーチャやるな!)」と主張してくるプレイヤーが存在するのも困りものです。(そう思う人は売れてるゲームはストーリーを無視していないところに気づいて欲しいです)
(常時ツッコミが入るゆっくり解説動画。ストーリーのめちゃくちゃ具合も楽しく解説)
3:家庭版の展開の遅さ、かつ内容の無さ
5FSの家庭版のリリースが異様に遅かったのが今でも疑問でなりません。
また、内容もやはり対戦を重視させているせいか、ソロモードの内容の薄さが気になります。格闘ゲームは一人でも楽しめるものですし、ライト層はむしろ対人戦を嫌厭します。先述のストーリーの薄さが災いしてか、ストーリーを土台にソロモードが作れていないのが気になるところです。
4evoの家庭版が最も充実していたところでしょうか(それでもクエストモードは日本一のプレイヤーを目指すだなんて内容でしたが…)
(クエストだけでなくトレーニングモードが非常に充実していた4EVO家庭版。やりこむと壁紙が増えていくオマケ要素も高評価。なぜ5FSで出来なかったのか)
今後もまた気まぐれに更新していきます。
この作品はあらゆる面で思い出の作品なので、このまま終了するのはもったいない気がしますが、これまで通りのパターンで新作を出しても人口は増えないでしょう。悩むところです。
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