【雑記】BO3ではLO(HAND)が有利、という本当のような嘘の話

お久しぶりです、逆雨です
ミラクルツインも発売し、JCSまであと1週間と迫っていますが、みなさんデッキ選択は進んでいますでしょうか?

今回はタイトル通りLO(HAND)についての話です。
ここ最近のCLではHANDが上位に進出していて「日本は海外のBO3とは違ってBO1だからLOは不利」とされていた定説が覆っています

ところで、LO(HAND)は本当にBO1よりBO3の方が有利なんでしょうか?
時間無制限の決勝Tの方が予選より戦いやすいというのは本当なんでしょうか?

この2点実はどちらもかなり懐疑的に見ていまして、
●BO1とBO3で考えてLOの勝率はそこまで変わらない
●LO側は決勝Tの引き分けの無いルールの方が予選よりやや苦手
と見ています

というか、そもそも「決勝Tと予選のルールの違い」とか「BO3で時間切れになった場合の勝敗の決め方」とか知ってる人どの程度いるんですかね?
オポネントの注意喚起は自分にメリットあるからやるけど、この辺はそもそも本人も把握してない人が多いのではないでしょうか?(ぶっちゃけ「ジャッジがちゃんと判断してくれるやろー」とか思ってるやろ)

上記は決勝トーナメントについての勝敗の決め方について、プレイヤーズクラブからの引用したものです。
各パターンについて、プレイヤーズクラブの記載を引用しながら考察をします。面倒だという方は下の表を見ていただければと思います

①第1ゲームの途中で制限時間となった場合
「サイドの残り枚数が少ない選手がその試合の勝者となる。」とあります。
これは、「第1ゲームで終わった(50分経過した)場合、LO(HAND)側が高確率で負ける」ということと解釈して問題ないと思われます

②第2ゲームが終了する前に制限時間となった場合
「第2ゲームが始まっていない、またはお互いのサイド残り枚数が3枚以上の場合⇒第1ゲームの勝者が試合の勝者となる」と記載されています
これが主に「LO(HAND)がBO3の方がBO1のときより優位に戦える」とされる理由ですね。ただし、1戦目で勝って2戦目に入ればLO(HAND)側が勝ちかというとそういうわけでもない、というのが次の記載
「どちらかの選手のサイド残り枚数が2枚以下の場合⇒サイドの残り枚数の少ない選手がそのゲームの勝者となる」と記載されています(普段のCLの決勝Tと同じ決定方法)。このパターンになるとお互い1勝1敗となった場合「サドンデスを行い、勝利した選手が試合の勝者となる。」と記載されています。LOで、相手に1枚もサイド取られずにサイドを先に1枚とるという芸当が可能かどうか……?

③第3ゲームが終了する前に制限時間となった場合
「サイドの残り枚数の少ない選手がその試合の勝者となる」とあります(以下略)

これらをまとめると下表のとおり

(※)この表はHAND側が第1ゲームを先取している前提です。
もちろん、HAND側が2ゲームとれば勝ちなのは間違いないですが、1ゲーム目を落とすと時間切れ=負けであり、のこり時間中に2回HANDを決める必要があることを考えると、そもそも2勝出来るパターンも「○○」と2連勝するしか無いんですよね
つまり、HANDでBO3を勝つには50分で2回勝つ or 1ゲーム目を勝って2ゲーム目でサイドを4枚以上とられない、の2パターンだけということになります。

それでもあなたは本当にLO・HANDを握りますか?

(蛇足)
ここからはJCSに関しては本当に蛇足で、来期以降も同じルールかどうかは不明なので、永遠に蛇足になる可能性もあるんですけど、今までのCLの決勝Tも本当にHAND有利だったんですかね?
CLの決勝Tは「サイドが残り2枚以下の方が勝ち」なので、非HAND側はそもそもサイドを4枚とれば勝ちで、予選のときより楽だと思うんですよね
もちろん明らかな遅延プレイはペナルティの対象になりますけど、HAND相手に無理矢理サイドを6枚取りに行くプレイングはプレミと言っていいと思うんですが……

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