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「イチバンボシ」MV第2弾公開

2024年2月12日に
私がプロデューサーとして
担当した楽曲
「イチバンボシ」のミュージックビデオが公開された。
(前記事に第1弾の詳細あり)


そして2月14日。             
世間様がバレンタイン
という日に
楽曲のサブスク配信を開始。        
当日は、UItoさんご本人も
ツイキャスで弾き語りで披露してくださった。
リリースから数日ほど経ち
多くの人から楽曲の感想をいただいている。 
とてもとても感謝。


そして、2月22日。猫の日(他にもある)
歌唱シーンがメインであり、
実はサイドストーリーがあるという
MV第2弾「イチバンボシ~Another Story~」を公開した。

今回はMVの視点を話していこうと思う。
恐らくまた長くなると思う。
時間がある方がこの記事を読むことをおすすめしたい。

さて
MVを作る話になった時点では第2弾の話など
当然思いついておらず
(12月初回の打ち合わせ時)
打ち合わせを監督、ラインプロデューサー
UItoさん、私の4人
で行い
ストーリーや諸々が出来上がっていく中で決まっていった。
(打ち合わせは個別等を合わせれば10回以上だったと記憶している)

本編(第1弾)のストーリーテーマは
楽曲とセットになっていて
本来は「高校2年生の女の子の恋」がテーマだった。
これは私が普段の空き時間に見ていた
YouTubeのショートムービーの短編ドラマを見ているときに
そのドラマに感化され 楽曲のテーマになっていった事もあった。
監督とラインプロデューサーと話していく中で
今回のテーマになっていったのだが
仮決定の段階のテーマは「大学生くらいの女の子の恋」
を描いていくという内容だった。

そこから監督達と打ち合わせをしていく中で
今回のテーマになっていったという流れになったのである。
ざっくり説明するのであれば
「大学生の女の子が好きな人に近づきたくても近づけない
もどかしい感情」を映像にしたという感じだろうか。
映像となった今、見てくださった人 それぞれのストーリーと
なっていると思うので、それぞれの考え方で。
という風にしたほうが
楽しみやすいのではないかと個人的に思っている。

本編で特に大事にしていたことは
登場人物の「表情」「手」「目線」の3つで
実際に映像の中で、この3つがカギを握っているシーンがある。

監督が映像編集をする中で
恐らく考えていてくれたことを
私が憶測でいうのであれば
楽曲の歌詞(言葉)を大事にしながら
映像やシーンを組み立ててくれたのだと思っている。
実際に撮影時にエモい‼と監督と何度もチェック時に言い合ったのも
いい思い出(この感じは言葉として表しずらい)

冒頭でもお話ししたように
本来、本編のMVのみで話は完結する予定だった。
ストーリーが組みあがっていく中で
女の子側の視点にフォーカスし過ぎているのではないか?と
監督とラインプロデューサーと私で話をしている際に
「アンサー(後のAnother Story)を作りましょう!」
ラインプロデューサーからひと言。
これが決定したのが、撮影前の最後の打ち合わせの段階だった。
変化球という意味でも面白いと思ったし
続きがあるという含みを持たせられるということにも賛成しかなかった。

本編の撮影は前回の記事で少し触れているが歌唱シーンの撮影を含めると
某所の土手・某駅の外階段
中野新橋アトリエペガサスさん・主人公の部屋
バイト先・某公園3か所
の計8か所。
この8か所を3日間+1日(歌唱シーンの撮影)
で撮影する強行スケジュールであった。
最終日の歌唱シーン撮影に至っては
前日まで撮影場所の選定ができておらず
前日の21時ごろから当日の朝7時頃まで私が車を運転し
ロケーションハンティングを行った(都内4か所と近県3か所)

今回のようなストーリーを含むMVの撮影は個人的には
初めての試みでもあったので 当然わからないこともたくさんある中
現場で状況を見て判断をしていく
(わからなければ聞く)
事が私の中のテーマだった。

正直な話…プロデューサーといえど音楽に関しては何とかなるが
演技関連に関しては
見たままの事・感じた事をそのまま体現してもらうしかない中で
何も言える立場ではなかった。
私の中では自分の立ち位置はこの現場に必要なのか?と疑問もあった。

だがしかし
UItoさんを1人で不安にさせてしまう事になる。
何かの役目があるはず。と思い彼女の近くで撮影の動向を見守りつつ声をなるべくかけるよう努力をした。
ラインプロデューサーに
「伊藤さんがいることによって撮影が順調に進むんですよ」と何気なく言ってもらえたことで個人的な不安はとんだ部分もある。

撮影が進んでいく中で感じたことは
私が考えていた不安や問題点などは全くと言っていいほど起こらなかった。
UItoさんに演技をしてもらうことも大丈夫か?何か不安はないか?
と思っていたのも、本人の演技を見てびっくり。
え?前に役者さんでもしてた?というくらい自然な流れでの演技だった。
(もちろん本人は不安だったと思うし、私に言いたいことなんてたくさんあったんじゃないかと推測はしているが…)
そのくらい順調に感じた。

順調とは言いつつも私自身の余裕もなかった中で
彼女に対しての配慮が足らなかったことも私の中で反省点にはなるが
一緒に作品を作っていくという観点で
彼女のプロ意識を感じた部分でもあった。

そして、このMVを通して彼女の表情をカメラ上で見ていて
・笑顔がめちゃくちゃ素敵であること
・悲しい表情をしたときに引き込まれること
・ふとした表情が絵になること
・世界観を彼女が持っていること

に驚かされた。

歌を歌っている人の表現力とは また違う何かを見ていたようだった。
これは撮影初日から撮影最終日まで
ずっと思っていた。
本当に彼女はすごいと思う。
私には絶対できないことだ。
(最終日の別カット撮影時にカメラと私が彼女の周りを回りながらの撮影があったときに、よほど面白かったのか彼女が笑ってしまい(その笑顔が久々に見た素の笑顔だった気もしている)撮影に集中できなくなってしまう事を避け、敢え無く私は木の陰に潜んでいるというティザー動画もある)

きっといろんな思いで撮影に臨んでくれていたのだろうとその時に思い
本当に感謝しかないなと感じている。

UItoさん以外に
キャストには他現場でお世話になった
(いつもお世話になってます。本当にありがとう)
鈴木秀治くん(キミ役)久遠さゆさん(あの子役)に出演していただき
素晴らしい演技を披露してくださった。もちろんのことながら圧巻だった。
実際に2人のシーンなどの撮影は順調すぎて 追加でいろいろとお願いしてしまったくらい。  
秀治くんはめちゃくちゃイケメンだし
誰にでも人当たりの良い好青年(私にはないものをたくさん持っている)
演技をした時に纏うオーラがシーンごとにマッチしていたのも
いい意味で衝撃だった。

そして、ここで書くことではないような気がするが
さゆさんを悪女に仕立てるつもりは
当初はなかった。のだが
ストーリー上、悪女になってしまいそれがめちゃくちゃハマっていた。
わたしがキミ役だったら恥ずかしくなるか
デレデレしてしまって
MVにならなかっただろう(何言うとんねん)

本編MV内でお気づきの方もいるとは思うが
私(私に至ってはAnotherにも出演)、遠藤くん、重久くん
古郡翔馬くんの4人
がちゃっかり出演していたり
よく見ていくと、私のギターがライブハウスに立てかけてあり
そこに星のキーホルダーが一緒に飾られていたり
UItoさんが演奏しながら笑顔で映っている写真が出てきたりと
私の小ネタ精神が反映されている部分も映像の中で
確認できるようになっている。
(身内感バリ出すやん‼というのも演出)

撮影を進めていく中で
Anotherの撮影も同時進行で行われていて2つの動画を見てもらうと
「あの時のあの表情はこういうことだったのか!」となるようなシーンが
動画内で確認できるようになっているのだが
実際に、最後の結末というのは明確には決まっておらず
見てくださった皆さんの解釈で終わるようにという願いが
制作陣には込められている(これは当初から監督とよく話をしていた)

さて昨夜公開したAnother Storyに関しては
本編を見てからではないとわからないストーリーなどが
盛り込まれている。

仮テーマは「男の子の本当の気持ち&あの子の本当の気持ち」

この手の題材は本当に難しく
実はあの子の事が好きでした!くらいのファニーな内容で済ませてしまうと
ストーリーの内容が薄くなってしまうことを
撮影前の段階で懸念していた。

だとしてもメインのストーリーは「片思いをしている女の子」が
メイン題材としてある中でこんなに頑張ったのにこの子は報われないのか…
と目も当てられない内容になってしまう内容にはしたくなかったのが
私の気持ちの根底にあった。

通常の考え方では「男の子がどう思っているのか?」がメイン題材に
ならなくてはいけない中で、男の子の事をずっと追いかけているあの子
(悪女)の気持ちにもフォーカスする必要があった。
映像内で男の子が公園にあの子を連れてきて話をしてその場を走り去り
悲しそうな表情をしたところでUItoさんが何かを願うような描写をしている映像がこの3人の気持ちを表しているのではないだろうか。

と熱く語ってきたところで3800文字以上打っていることに驚愕。
話が長いな…(苦笑)

といったところで
Another storyとタイトルでは打ち出しているものの
実際はANSER(答え)という見方もできる第2弾MV。
それぞれの感性で見てもらえたらいいなと思っている。

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