ライブ配信者の一番簡単な確定申告のやり方と注意しないといけないこと【必読】２０２３最新版

確定申告の時期になりましたね！３月１５日までが期限となっている
確定申告が何故、「絶対にしておいた方が良いのか」を徹底解説します。

【注1】あなたの収入を行政や税務署は知っている！

確定申告をしなくても、行政や税務署はあなたの収入を知っています。
「なぜ？？知ってるの？」

あなたの所属している会社は、しっかりと税務処理をしていると思います。
していない場合もっと危険ですので、所属するのは辞めた方がいいです。

所属している会社から、あなたの収入の情報は行政へと伝わります。
そして行政と税務署はマイナンバーの紐づけで収入情報を共有しています。
なので、確定申告をしなくてもマイナンバーが施工され始めた２０１７年以降のあなたの収入を行政や税務署は知っていると思って良いです。

【注2】税務署は過去７年間の税金を徴収できる

収入があるのに確定申告をしない場合どうなるか？
それは最大過去７年間に遡って割り増しして税金を追徴されます。
２０１７年から今が２０２３年です。今まで収入があったのに申告をしていない人はそろそろ危ないのでは？

確定申告ってなに？

ライバーさんが得た収入には主に２つの税金がかかります
それが住民税と所得税です

【住民税】
１００万円を超えた報酬に対して一律１０％かかる税で、確定申告しなくても納付書が届きます。

【所得税】＝確定申告
雇用されて働くことで得れる給与や、ライバーなどで稼ぐ個人事業の収入を「確定申告」をして「所得額」を決定します。
所得額とは？「給与・事業収入」から「仕入れ経費や控除」を引いたもの
この「所得額」を決めることが「確定申告」です。
「所得額」にかかる税金を所得税といいます。
稼げば稼ぐだけ納付額も増える「累進課税」です。

年間２０３万円稼いだ人は年１０３万円の控除があるので１００万円の所得に関して税金がかかります。
住民税と違って、確定申告で色々な対策ができるのが所得税の特徴です。
例）ふるさと納税、事業収入に対してできる経費の計上など

ライバーが知っておきたい一番簡単な確定申告

ライバーが一番簡単に確定申告をするために必要な書類は２つだけです
・収支内訳書（税務署に置いてある）経費などの領収証などが必要
・源泉徴収票（所属の会社から貰う）または支払い調書

収支内訳書
ライバー収入だけでなく、配信した場所に払った家賃
使った携帯の携帯代、通信代、移動に使った交通費や水道光熱費など
収入－経費＝本当の収入（所得額）を算出する報告書です。
活動で使った領収証を集めておく必要があります。

源泉徴収票
ライバー収入の金額や、源泉徴収税の天引きした金額などの情報が記載された書類になります。所属会社へ連絡して貰いましょう。

２つの書類を持って税務署へ行こう！

収支内訳書に書くために必要な領収証と、所属の会社から貰った源泉徴収票を持って税務署に行きましょう！！
（ネットでも処理はできますが、初めての人は税務署に行った方が良い）

これは税務署で貰える確定申告書Ｂの第１表(左側)と第２表(右側)です

それでは、左側の第１表から解説します。

緑の「収入金額等」の「営業等」の解説
年間のライバーで稼いだ収入全部を記載します。
金額は源泉徴収票の①支払金額に書いてあります。
下の源泉徴収票の場合の収入は６,８４７,５００円ですね。

水色の「所得金額等」の「営業等」の解説
年間のライバーで稼いだ収入から経費を差し引いた金額を記載します。
ここの数字の計算は「収支内訳書」で行います。

①ライバーの年間収入（源泉徴収票①に書いてます）
④収入合計　ライバー収入だけの場合は収入①を書きます
⑩ライバー収入から仕入れなどを引いた金額を書きます
⑪～⑱経費（よく使うものを下記に記載）
⑮賃　　　料　ライバー活動する際に使用した場所代など
㋩水道光熱費　携帯の充電に使用した電気代領収書を元におおよそでOK
㊁旅費交通費　ライバー活動で使ったタクシー代など領収書でOK
㋭通　信　費　ネット代や携帯契約代など領収証でOK
㋬広告宣伝費　インスタの有料広告などで宣伝した場合など
㋣接待交際費　ライバー活動する中で使った飲食費など
㋦消　耗　品　リングライトやマイクなど配信で使う備品など
㋹雑　　　費　配信で使う小物など
⑱に⑪～⑰を合わせた金額を記載
⑲収入額から⑱の経費を引いた金額を記載
㉑ライバーさんの場合は⑲の金額をそのまま記載でOK
㉑の数字を水色の営業等のところに記載します

さぁライバーが本職のあなたは確定申告はこれで終わりです。
「え？まだいっぱい赤線あるよ？」って思う人がいると思いますが
ここから先は所属の事務所が提出している源泉徴収票と「国の決まりに沿って入力していく部分」となります。

なので、税務署の人が優しく教えて計算してくれます。
入力数字はその場で計算して、教えてくれるので、知識は必要ありません。

大事なことは、ライバーさんが年間どれだけ収入を得て、そこにどれだけの経費がかかったかを申告することです。
営業収入と経費を引いた所得額が出れば、税務署の人は書くべき数字がわかりますので、確定申告書の作成ができます。

ライバーが副収入の人向けの確定申告

本業があり、ライバーを副収入として得ている人は、確定申告の際に給与で収入を得ているという報告を追加する必要があります。

もう一度、確定申告書Ｂ第１表を見てみます。
給与の項目に最低限必要な項目だけ赤線にしました。

緑の給与・・・本業の会社から貰った源泉徴収票の①を記載
水色の給与・・・同じく源泉徴収票の②を記載
赤紫色の控除・・・同じく源泉徴収票の⑦を記載

そしてこれが、確定申告書Ｂ第２表です。
左側の上から２番目にある所得の内訳の部分に本業である仕事の所在地や収入や源泉徴収額（徴収票の④）を記載します。
右側の上の赤い部分には徴収票の⑦を記載します。

ライバーをやっていることが本業にバレる！？

ライバーをやっていることが税務面で本業の会社にバレるのを防ぐ方法が、一番下の赤線の住民税を自分で納付するにチェックをいれることです。
これにチェックを入れることで、税務面で本業の会社にライバー収入がばれることがなくなります。

ライバーが簡単に確定申告をする為のまとめ

【書類の準備】
収支内訳書（税務署にある）を作る為の情報が必要
ライバーをする上でかかった電気代や携帯代などの領収証を集めて収支内訳書に記載できるようにする

【書類の準備】
源泉徴収票（所属の会社や本業の会社から貰う）または支払い調書

この２つの情報をもって、税務署に行く！

【税務署ですること】
確定申告書Ｂ第１表（税務署にある）
確定申告書Ｂ第２表（税務署にある）
この２つの申告書に収支内訳書と源泉徴収票の情報を記載していくだけ
さぁ！！これであなたの確定申告は終了です！
実際待ち時間が無ければ１時間くらいで終わります。
税務署に行くときは電話連絡して予約していくと良いです

ライバーさんは確定申告しないと損する！

REVE Promotionではライバー様にお支払いする際に、報酬を支払う事業者に国が義務付けている源泉徴収税を天引きしてお渡ししています。
その割合がライバー報酬の10.21％です。これを事前に税務署に納めます

ちなみに天引きしていない事業者さんには罰則があるので、天引きしないから良い事務所とはなりません。逆にライバーさんに脱税を促してしまう形になり、後でライバー自身、痛い目にあう可能性が高いですのでご注意です

例題）ライバーが本職で303万円を稼いだ方の簡単な例
【源泉徴収額の計算】
ライバー報酬　3,030,000円　源泉10.21％(国の規定)
源泉天引き額　309,363円　税務署に事前に事務所から納めた額

【所得税の計算】
基礎控除金額　1,030,000円
経費などの額　1,000,000円
所得税課税額　1,000,000円×5％＝所得税50,000円

確定申告は「所得税」を計算する申告ですので、住民税は関係ありません。
所得税の事前納付の源泉天引き額が所得税より多かったら？

事前納付額309,363円－所得税50,000円＝戻ってくるお金259,363円
この場合は約25万円が還付され戻ってくるので確定申告しないと損することになります。税務署は申告しないとお金を戻してくれませんので。笑


例題）本業が300万円でライバーで303万円を稼いだ方の簡単な例
【源泉徴収額の計算】
本業報酬　　　3,000,000円　源泉3,063％(国の規定)
ライバー報酬　3,030,000円　源泉10,21％(国の規定)
源泉天引き額　本業91,890円＋ライバー309,363円＝401,253円(事前納付額)

【所得税の計算】
合算収入　　　6,030,000円
基礎控除金額　1,030,000円
経費などの額　1,000,000円
所得税課税額　4,000,000円×20％－控除額427,500円＝所得税372,500円

事前納付額401,253－所得税372,500円＝戻ってくるお金28,753円

このように事前に納めた額が多いと、確定申告でお金が戻ってくるケースが非常に多いので、申告をした方が得となります。
経費などを算入した申告をする為にも確定申告はした方が良いでしょう！
※例題の計算は概算で精密な計算ではありません。

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