【読書記録/Books】『夜中の薔薇』より「手袋をさがす」向田邦子

就職先にどこを選ぶのかを数か月考えて来た。最終選考まで進んだ会社に落ち、もう一度人生について考えて来たけれど、色んな考えに雁字搦めになっていた。そこで、以前読んだ本をもう一度読もうと思った。向田邦子さんの『手袋をさがす』だ。

読んでみて、そうだった、もっとシンプルに考えて良いんだと思った。
私も妥協できない性格なんだから、他者の考えなんて置いておいて、自分のやりたいことや幸せを優先して良いんだと思った。

私の周りの人は結婚とか子育てを考えて、福利厚生やワークライフバランスを考える人が多いけれど、私の今の幸せはそれではないんだった。自分を他者の物差しに当てはめない。自分の幸せを追求するだけで良い。

海外で色んな人と触れ合う中で、色んな人生があることを目の当たりにしてきたのに、忘れてしまっていた。

妙に心が軽くなった気がした。他人の物差しに自分を当てはめて考えることこそ他力本願だ。自分で生きなければ。




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