頭が弱い人の書くマストドンの基本

皆さん、マストドンってご存知ですか?
Twitterでも一時期大流行し、一瞬話題を見なくなり、そして最近どうやらまた流行り始めているようです。
Twitterの移住先に!などの話もあがる一方「使い方が……難しいぜ!」とTwitterとの違いに頭を抱える人も多い印象。
システムが好きではない、のではなく、わからない、で終わってしまうのはユーザーとして悲しい……!
そんなわけで、マストドンに慣れるのに五年かかった筆者がマストドンを始めた時にわからなくて困ったことだけ書こうと思います。
なお、細々とした呼び方をTwitter風に置き換えている箇所もありますので、Twitterからマストドンへ行く人向けということで許してください。
それでは頭を空にして参りましょう。

マストドンって、何?

SNSです。(知ってる)
Twitterとよく似てる気がするけど、よく見たら結構違う。双子や兄弟というよりも従兄弟くらいの似方だと思っています。

おおまかにTwitterの特色
・呟きが出来る
・フォローが出来る
・検索して繋がりを増やせる
・TwitterというSNSはひとつ(サーバーはひとつ)

ですが、それに比べてマストドンは、というと
・タイムラインがデフォルトで三つある
・つぶやく時に公開範囲を設定できる
・検索が出来ないことが多い
・サーバーごとに別SNSだけど、別サーバーの人をフォローできる

大きく分けてここじゃないかなと筆者は思います。
そしてマストドンやろうかなーと思って躓くのもここじゃないかなと。
いきなりサーバーを選べ!と言われてもネトゲかよ……と思いますよね。
という説明をしようかとも思ったんですが、そういう詳しいマストドンとは何?というのは巷に溢れているので、知りたい人はそっちを見てください(他力本願)
この記事ではどっかのサーバーにアカウントを作ったあとの、マストドンを感覚的に使うための話ばっかりします。

  • 三つのタイムライン

ここではマストドンにだいたいある三つのタイムラインの説明です。
呼び方は
・HTL(ホームタイムライン)
・LTL(ローカルタイムライン)
・FTL(連合タイムライン)

わけがわかんないですね。ひとつずつ行きましょう。

・HTL(ホームタイムライン)
これがTwitterのタイムラインと同じです。
フォローしている人の呟きが流れてきます。
Twitterと同じなのでTwitterと同じだと思ってください。(構文)

・LTL(ローカルタイムライン)
・FTL(連合タイムライン)

こいつらが曲者ですね。こいつら、つまり誰?
そんなこいつらを説明するために「つぶやくときの公開範囲」の話が出てくるので、そっちに一瞬移ります。
夕飯までには戻ります。

こちらはスマホから見たおた丼の画面です


マストドンではこんな風に、普通に呟こうとすると「公開」「未収載」「フォロワーのみ」「指定された相手のみ」と出てきます。デフォルトです。
・公開
これはまず普通のTwitterと同じで、フォローしてなくても呟きが見れます。
けれど、マストドンではさらに意味があります。
この「公開」にして呟いた呟きは、LTL(ローカルタイムライン)、FTL(連合タイムライン)にも流れていくのです。
三つのタイムラインに呟きが流れていく、これが公開範囲の「公開」です。
・未収載
未収載とかいうめちゃくちゃ馴染みのない日本語です。アイコンとしては右上に錠前が空いているマークになっています。
試してみたらわかりますが、別にこっちでも不自由なく呟けます。フォローしていない人のページに飛んでも、未収載マークがついている呟きが見れます。
それでは、「公開」との違いは、というと……こちらは「HTL(ホームタイムライン)」にのみ流れていきます。
つまり、貴方をフォローしている人か、わざわざ貴方のアカウントを見に来た人が見ることができる公開範囲です。
・フォロワーのみ
読んで字のごとく。フォロワーのみが見れる呟きです。
・指定された相手のみ
TwitterでいうとDMです。

はい、この辺りで夕飯なのでタイムラインの説明に戻ります。
では
・LTL(ローカルタイムライン)
筆者よりも頭のいいみなさんなら「ここには範囲:公開のツイートが流れるんだよね、OKOK」と思ってくれていると思います。
でもそれならFTL(連合タイムライン)との違いってなんでしょう。
タイムラインの名前はローカル。何がローカルなのか。
このタイムラインには「同じサーバーの人の」「公開範囲:公開」の呟きが流れます。貴方がフォローしていなくても、相手が貴方をフォローしていなくても、「公開範囲:公開」で呟けば、LTL(ローカルタイムライン)に呟きが流れます。
そのため、サーバーによってはLTL(ローカルタイムライン)にて、チャットのような、空リプのような感覚でお話が行われる場合があったりします。
・FTL(連合タイムライン)
さて、ではこっちにはどんな呟きが流れるんでしょうか。
先述したLTL(ローカルタイムライン)があるので、もちろん同じ機能ではありません。こちらはなんと、「同じ・違うサーバーの人の」「公開範囲:公開」の呟きが流れてきます。LTL(ローカルタイムライン)と同じく、フォロー関係になくても流れてきます。
なので流れがめちゃくちゃ早いし、最初はあんま見なくていいです。
厳密に言うと説明がやや違うのですが、そこが気になり始めた方は調べてみましょう。超初心者はこの理解でいいと思ってます。

超初心者が躓きやすいのはここだと思ったので、長々書いてみました。
ちなみに。
しつこいレベルでTL(読み方)を書いたのは、マストドンの日常的にはHTL、LTL、FTL(連合TL)と使われることが多いからでした。
覚えていってね。

  • 鍵付きのアカウント(承認制アカウント)

Twitterと同じく、アカウントに鍵をつけることもできます。鍵をつけたアカウントを「承認制アカウント」と呼んでます。
ですが、Twitterと違うところがあります。
それが「承認制アカウントにしていても」「呟きの公開範囲を公開にできる」というところです。
承認制アカウントにしても、公開範囲:公開で呟けば、さっきまで書いてあった三つのタイムラインに呟きが流れます。
貴方のアカウントページを見ても、公開呟き、未収載呟きは見ることができます。
ですが「フォロワーのみ」呟きのみ、貴方をフォローしていないと、貴方のアカウントを見ても見ることは出来ません。
そんなわけで、アカウントを承認制にすることによって、貴方の非公開呟きを見ることが出来るかどうかを設定できる、ということです。
LTLやFTLでのコミュニケーションは公開呟きですることが出来るので、フォロワーのみ呟きでフォロワー向け(HTLのみ)の発信をする、そういったことが可能なのがマストドンの面白いところかもしれません。
承認制アカウントのフォローの仕方はTwitterの鍵垢と同じです。

  • あとは使ってみて慣れよう

習うより慣れろ、以上さえわかっていれば、あとは使い手の貴方次第。
どんなサーバーを選ぶのか、どんな利用方法をするのかによって、次のステップへ進んでみましょう。
規模に関わらず、マストドンでは困ったら「困ってる!」と公開呟きを流すと助けてくれる親切な人たちもいます。困ったら、困った!と叫んでみましょう。叫ぶだけで終わることもあります。
他にも「繋がりを隠す」という誰をフォローしているか見られない機能だったり、マストドンのミュート機能は「ミュートする期間を選択することが出来る」だったり。
サーバーによっては独自の便利機能が備わっていたりと、書き始めたらキリンが(キリが)ありません。

さあ、気になるところへ飛び込んでみよう!
Let’s Mastodon life!

  • おまけ:サーバー決めとかについて

オススメサーバーをまとめてある記事を貼っていいよ♪と快く許可頂いたので、ぜひサーバー探しに読んでみてくださいね。
サーバー決めのコツなんかも書いてあります。

絵や文を作るオタク向けの個人的マストドンサーバーおすすめ

それでは、ここまで読んでくれてありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?