復興をアーカイブする必要性~「新しい東北」復興創生顕彰2018 エントリー募集中
大阪北部地震、西日本豪雨、台風24号、そして北海道地震と、今年は災害が頻発する平成最期の年となりました。そして7年半たった東日本大震災の避難者は5.7万人、2年半たった熊本地震の避難者も2.5万人おられます。日本社会は災害と復興が「日常化」してしまいました。
その意味では、東日本大震災からの復興は、これから復興を進めていく地域の大いに参考にすべきです。しかし、実際には東北も復興途上であって、なかなか他地域の復興をサポートする状況にはない現実があります。神戸や中越の関係者が東北や熊本地震の復興で活躍したように、東北の復興のノウハウが全国各地、場合によっては世界にも広がる必要があります。
さて、復興庁が、被災地の優れた取組を表彰する取組を今年も行います。
「新しい東北」復興・創生顕彰2018
https://www.newtohoku.org/kenshou/application.html
国が表彰するということで、東北内外で表彰された取組は知られることになりますし、また記録として残されますから、今後の災害対応・復興でも取組が参照されることになります。
今年で三回目となりますが、私は一回目から選考委員となっています。毎年素晴らしい取組が寄せられますが、次の時代に残すべき取組が新たに応募されることを期待しています。
締切は10月31日。自薦他薦問いませんから、「あのプロジェクトはもっと知られてほしい」という取組をぜひ紹介頂ければと思います。
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