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医療現場を食で応援するプロジェクト「WeSupport」を、オイシックス, ココネット, RCFで立ち上げました。

 全国が緊急事態宣言下になる中、感染症治療の最前線である医療機関では、医師や看護師の皆さんが命を救うために懸命の努力を続けられています。そうした皆さんの環境を少しでも改善するべく、食品を現地に届ける取組を昨日から開始しました。支援の内容を紹介したいと思います。

1.どのような支援を行うのか

 まず、食品支援を必要としている病院のニーズを集めています。当面は、東京都内の感染症指定医療機関から支援を開始します。
 同時に、食品を協賛してくれる企業を募っています。現在、伊藤園、カゴメ、亀田製菓、キリン、ユーグレナなど18の企業が参加して下さっています。病院の皆さんがいつでも安心して手にできるように、個包装であったり、飲みきりサイズの食品を無償で届けていきます。
 こうした食材の倉庫管理と、病院への配送は、ココネット社(セイノーホールディングス)が担います。すでに木場の倉庫を確保しており、数十の病院に配送できる体制を数日に整えて下さいました。配送も、安全に配慮するのと、病院側の負担をへらすために非対面で行われます。
 4/16(木)に、院内感染が発生し苦労されている永寿総合病院などに野菜ジュースを早速届けています。

2.なぜ、病院に食品を届けることが重要なのか

 病院によって事情が異なりますが、ヒアリングによれば、職員用の給食がストップしていたり、夜食がでなくなっていたり、時間がないためにコンビニ弁当を急いで食べるしかないなど、食環境も悪化している模様です。
 また中国河北省で新型コロナウイルスに対応していた医療従事者に調査したところ、対象者の50.4%にうつ状態、44.6%に不安障害、34%に睡眠障害がある結果がでており、今回の感染症対応の精神的な負担の大きさがうかがえます。
 医師や看護師は、睡眠時間や休憩時間も最小限の中、極度のストレス状況におかれています。数少ない安らげる時間であるはずの食事を、すこしでも充実してほしいとの願いから、このプロジェクトはスタートしています。

3.皆様へのお願い

 オイシックスの高島社長が発信しているように、まずは支援ニーズのある病院の情報と、協力いただける食品会社さんの情報が必要です。病院は都内の感染症指定病院が対象。食品は個包装できて常温、500人分以上提供できることをお願いしています。

 さらに、支援病院を拡大し、また長期化に備えるために、財源の確保も課題です。配送費の実費や、無料で賄えない食品の原価コストを考えると、数十の病院への支援を1-2ヶ月実施するためには数千万円のコストが必要となります。今後、支援をうけつける仕組みも整備して参りますが、もしもまとまった寄付を検討してくださるようであれば、ご連絡頂ければと思います。

4.病院への支援こそが、いま一番必要なこと

 私は、この新型コロナウイルスとの戦いは災害と同じだと考えています。災害の場合は、緊急支援(避難所中心)→生活再建支援(仮設住宅中心)→復興支援とフェイズが変わっていきます。そして現在は、緊急支援段階であって、避難所に相当するのは病院になります。しかし災害と違って支援の枠組みが行政民間ともに不十分であるため、また感染対策が必要なことから一般の支援が難しいこともあり、支援が行き届いていません。医療崩壊を食い止め、すこしでも多くの命を救うためにも、STAY HOMEとともに、病院への支援をぜひ皆さん考えて頂きたいと思います。その際に、マスクや防護服の調達支援に並んで、今回の食材支援も大きな選択肢になると思います。どうぞ宜しくお願い致します。

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RCF代表。一橋大学卒業後、マッキンゼーを経て独立。社会事業コーディネイター集団として活動しています。著書に『社会のために働く』(講談社)『人生100年時代の国家戦略~小泉小委員会の500日』(東洋経済新報社)、共著に『東日本大震災 復興が日本を変える』(ぎょうせい)他