東日本大震災で民間が活躍した裏舞台~仙谷由人さんに哀悼の意を込めて

仙谷由人さんが、昨日亡くなられました。

今朝起きると、松井孝治さんが想いを込めて仙谷さんのことを連続で追悼ツイートされていて、私もお返事してしまいました。

 松井孝治さんと共に、仙谷由人さんは、東日本大震災で民間が活躍した大きなきっかけを作られた方です。また個人的な話をすれば、私が7年半復興に関わり続けたきっかけを頂けた方です。少々この間の経緯を紹介したいと思います。

 東日本大震災直後の3月12日、さとなおさんが松井孝治さんに、民間主導の新しい支援プラットフォームを相談したところ、翌日の3月13日に仙谷さんにプレゼンをされました。

 これがキッカケとなって「助けあいジャパン」がスタート。官民連携の情報サイトという新しい取組が生まれました。
 政府側でも支援体制が必要とのことで、3月16日に湯浅誠さんをリーダーとする震災ボランティア連携室が立ち上がります。湯浅さんの縁で田村太郎さん、そして私も民間出身スタッフとして所属することになりました。
 この流れの先に、復興庁ができて、自民党への政権交代があった後も、NPOや企業との連携の動きは復興プロセスにおいて着実に残ることができました。
 
 私自身は、昼はボランティア連携室の仕事をしながら夜や土日にRCFの仕事を続け、当初は企業からいくつかの被災地支援の仕事が舞い込んできたことで法人化。最初は半年程度と思っていたのが、7年半東北に関わることになりました(いまも陸前高田にむかっています)。

 仙谷さんとは、昨年12月にボランティア連携室の同窓会でお目にかかったのが最後となってしまいました。
 災害時の民間による活躍の基盤を作っていただいたのは、仙谷由人さんでした。この事実を書き残すことで、哀悼の意を表したいと思います。心から、ご冥福をお祈り申し上げます。

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