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室生 青葉の滝〜小原の滝
滝巡りはバイクととても相性が良い。
滝はたいてい山深いところにあるので、道中はほぼワインディングロード、そして道が少々狭くても心配がないから。
今回訪れる滝は、奈良県宇陀市の室生にある『青葉の滝』と『小原の滝』。
まず向かったのは『青葉の滝(せいようのたき)』。
実はすぐ近くに青葉滝(あおばだき)という滝もあるので、ちょっとややこしい。
桜井方面から国道165号線を東に走り『道の駅 宇陀路室生』を過ぎてしばらく行くと、左手に『青葉寺 青葉の滝』の看板が見えてきます。
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看板を左折して坂を登り、右折で青葉寺の駐車場に入ります(鋭角のUターンになるので注意!)。
寺の駐車場に停めさせてもらって歩いて奥へ進むと、滝の案内看板があり、その先にゲートが。
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ゲートは防獣ゲートなので、手動で解錠して通った後また閉めておきましょう。
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両脇には見事な柱状節理(※)の断崖がそびえ立ち、そこら中一面に綺麗な苔が生えている神秘的な細い道を5分ほど登っていくと、滝が姿を見せます。
【※ 柱状節理】
溶岩やマグマは冷えて固まるとき、少しだけ体積が小さくなって縮みます。
冷えていく溶岩やマグマ全体が縮むときに5角形や6角形の柱状の割れ目ができます。
これを柱状節理(ちゅうじょうせつり)といいます。
この日は水量があまり多くなかったものの、階段状になった岩を滴るように流れ落ちる滝の様は初めて見るもので感動しました。
ちなみに源平合戦の折に、笛の名手であった平敦盛が奏でていたといわれる青葉の笛(※)は、このあたりの竹で作られたと伝えられているそうです。
【※青葉の笛(あおばのふえ)】
平敦盛が秘蔵したと伝えられる笛。弘法大師が在唐の頃、青龍寺で造ったところ不思議にも青葉が生え、帰国後、嵯峨天皇に献上したのが、のち平家に伝わり、敦盛のものとなった。神戸の須磨寺に伝わるのがそれという。
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滝の側には不動明王の磨崖仏(まがいぶつ)が良く彫られているのですが、ここはそれに加えて日蓮聖人の像が隣に彫られていたのが印象的でした。
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青葉寺では滝行の体験も行なっているそうです。
さて、青葉の滝からもう少し東に走って行くと県道242号線の分岐が左方向に見えますので『深野・上笠間』の看板を目印に左折します(ここもほぼUターンです)。
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県道242号線から県道781号線へ入ると間もなく『やまなみロード』との分岐点に差し掛かります。
その分岐を過ぎてすぐの左手に緑のフェンスがあります。
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このフェンス沿いに駐車し、中に入っていくとすぐに『小原の滝(おはらのたき)』が見えます。
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険しい斜面を降りて行けば滝壺も見えるようですが、危険なのでここは自重して上の方から覗き見るだけにしました。
滝の側に新しい鳥居を建てている最中で、ベンチや自転車用のスタンドなども設置されていたので、これから周辺が整備されていくのかもしれません。
奈良にはまだまだ素晴らしい滝がありますので、またバイクで滝巡りに勤しみたいと思います。
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