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《ライテク格言集》ギアチェンジ シフトアップは上昇カーブ シフトダウンは低速低回転

MT車のバイクにはギアチェンジ(シフトチェンジ)がつきもの。

最近ではエンジンの点火を自動でカットしてクラッチを使わなくてもギアチェンジができるオートシフターを装備している車種もある。

オートシフター非装備車でも、スロットルを“ピクッ”と少しだけ戻しノークラッチで(あるいはクラッチレバーを1センチ程度だけ切って)ギアを上げすぐまたスロットルを開ける、という方法でシフトアップすることができる。

どちらの場合も、エンジン回転の上昇カーブの途中でシフトアップをしないとシフトショックが出てしまう。

シフトアップ

シフトアップはエンジン回転が上昇していく最中に行う。
(青のラインがエンジンの上昇カーブのイメージ図。青矢印がシフトアップのポイント)

赤のラインはスロットルを開けていく勢いが弱まって、エンジン回転の上昇カーブが若干落ちてしまったポイント(赤矢印)でシフトアップした時。

また黄色のラインはエンジン回転が一定に落ち着いてしまったところでシフトアップした時。

赤と黄色の場合は、シフトショックが大きく出たり、走りがギクシャクしてしまうことがある。


シフトダウン

シフトダウンも、オートブリッピングでエンジンの回転を自動で合わせてくれる車種があるが、非装備車ならばブレーキング時にブレーキレバーを握りながら“フォンッ”と小さくスロットルを開けてやって回転を合わせる(これをブリッピングと呼ぶ)とシフトダウン時のショックを防げる。

もしもブリッピングが難しければ、ブレーキングの後半で充分に速度とエンジン回転が落ちてからギアチェンジをすることで、スムーズにシフトダウンすることができる。

ブレーキング前半のまだ速度が高い段階でシフトダウンをすると、エンジンブレーキが強くかかってしまいリアタイヤがロック気味になるなど不安定な挙動が出てしまうので注意。


クラッチを切ってギアを下げ、再びクラッチをつなぐ時に半クラッチを使うことでシフトショックを吸収するというテクニックも有効なので必要に応じて使い分けると良い。

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