十津川村 瀞ホテル
今日の目的地は、奈良県十津川村の瀞(どろ)ホテル。
大正6年「あづまや」という名で宿泊施設として開業、その後100年あまりの間に度重なる台風被害により建物の一部が損壊し、18年前に一度は廃業されました。
ですが若き四代目が跡を継いで再建、現在泊まることはまだ出来ませんが、カフェとして営業しておられます。
奈良市内から、吉野川沿いを走る国道169号線まで約1時間。
そこからは一本道をひたすら南下して、川上村、上北山村、下北山村を縦走していきます。
今回は以前から気になっていた七色ダムを見に行くというミッションもあったので、そのまま169号線で三重県熊野市へ進入、七色ダム分岐の看板を目印に右折し、やや狭いクネクネ道を進んでいきました。
やがて、迫力のあるダムの姿が見えてきました。
このダムの上を走っているのが国道169号線なのですが、交通量はそう多くないので停まって少し写真撮影。
撮影を終えて再び出発、美しい北山川に沿って169号線をひた走ります。
川の水はとても澄んでいて、鏡のように綺麗でした。
この辺りは日本唯一の飛地、北山村。奈良県内にあるのに、なんと北山村は和歌山県なのです。
そのまましばらく走っていくと吊り橋が見えてきます。
これはバイクで渡れる吊り橋なのだそう。(ツーリングマップルに書いてありました)
恐る恐る渡ってみることに。
結構揺れるし、下は網になっていてスケスケです。
真ん中付近で一度停まって撮影。
少し怖いですが、間違いなく絶景を見ることができます。
ちなみに対岸まで渡ったらUターンで戻ってこないといけません。
その先にある道の駅おくとろは設備が整っているので休憩にはオススメ。少し休んだら、いよいよ瀞ホテルへ。
和歌山県からまた奈良県に入れば、そこは十津川村。
『瀞峡→』の看板を目印に右折します。
道を下っていくと駐車場がありますのでそこに停め歩いて瀞ホテルまで。
予約をしていないと少し待つことになりますが、ゆったりと雄大に流れていく川を見ていると何時間待っても苦になりません。
順番が来て中に通されると窓際の席へ。
コーヒーとスコーン、フィナンシェを頼みました。
(ハヤシライスなどのお食事をしたい方は前日までに予約が必要)
瀞峡を眺めながら、美味しいコーヒーとお菓子を楽しめるなんて、とても贅沢な気分でした。
後ろ髪を引かれる思いで瀞ホテルを後にし、帰路に着きます。
帰り道は、下北山村へのバイパス県道229号線で少しショートカットして時間を短縮。
その後は、お馴染みの【ROUTE 169】が「おかえり」と僕らを迎えてくれました。
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