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大事なバイクを転かしてしまった。
低速でバイクを立てたままハンドルを切って曲がる練習をしている時に『この状態からバンク角をもっと増やして、より小さく回ってみよう』と思いグッと寝かせた瞬間、スパッと足をすくわれたように転倒してしまった。

あまりに一瞬の出来事だったので、受け身を取ることすらできなかった。

仕事帰りだったためにプロテクターの入った装備を着けておらず、左ヒジと左ヒザを強打してしまい少し内出血した。バイクの方は左のステップが曲がってしまった。

一年ほど前にXJR1300でスラロームの練習をしていた時以来、久々の転倒だった。


転倒はしないに越した事はない。
けれども二輪だから、ほぼ間違いなく転ぶ。

どこを走っていたとしても、転倒のリスクは必ずつきまとう。路面の砂浮き、濡れたマンホールや白線、止まっている時でさえ立ちゴケする可能性がある。

怪我から守ってくれるプロテクターも大切、いざと言うときの任意保険も大切、でも一番大切なのは『転ぶ練習』かもしれない。

誤解を恐れずに言うと、転んでこそ転ばない方法が身につくのではないかと思う。

できるだけ低速で限界が訪れ、転倒しても怪我の可能性が少ない路面、例えば土や砂利道などで、バイクがどんな時にどんな動きをするかをいろいろ経験する方がいい。バイクはできれば小排気量車やオフロード車などを使って、ヘルメットと手袋はもちろん、ヒジやヒザのガードも忘れずに。

転倒を防ぐ方法、また転倒した時に身を守る方法は、経験することでしか身につかない。


転倒は誰にでも起こり得るもの。
決して油断をしないように。
ピカピカの愛車の、初めての転倒が人生の最後になってしまう可能性だってゼロでは無いのだから。

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