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リーンウィズで速くなる!?

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バイクに乗るときの基本のフォームと言われている『リーンウィズ』 これまであまり深く語られることのなかったリーンウィズの有用性をもう一度見直していきます
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『シン・リーンウィズ』の内容を一部公開

著書『シン・リーンウィズ』の内容を一部公開 朗読です シン・リーンウィズ 【技の章】コーナリングは胸を見せろ

続編【シン・リーンウィズ】目次ご紹介

昨年刊行した『リーンウィズで速くなる!?』の続編。 バイクのライディングテクニックについて書かれた本ですが、生きるためのヒントになる要素がたくさん散りばめられていますので、ぜひお手に取っていただけたら幸いです。 シン・リーンウィズ 〜目次〜 【技の章】 練習せずに上手くなるわけなし 練習だけして上手くなるわけもなし レバーは中指 グリップは筆を持つように 慣性を操る コーナリングは胸を見せろ 脱力が一番重い センターに乗れているか? 三軸バンキング らせ

最新刊【シン・リーンウィズ】

前作【リーンウィズで速くなる!?】の続編、【シン・リーンウィズ】を本日発刊しました。(Amazon kindleより発売) これまで支えてくださった皆様、ありがとうございました。 手前味噌ですが、リーンウィズだけをテーマに2冊の本を書いたのは恐らく世界初だと思います。ぜひお手に取っていただけましたら幸いです。 ちなみに2冊セットで購入されると2,100円となり送料が無料になるのでお得です。

タンデムランを楽しむために

爽やかな季節、バイクの二人乗り=タンデムランも最高です。 しかし、タンデムランには一人で乗る時とはまた違った難しさがあります。 安全最優先 まず大前提として安全が最優先事項です。 ライダーであるあなた自身の身体ももちろん大切ですが、後ろに乗せているパッセンジャーの命を自分が完全に預かっているんだという自覚を持って走行してください。 その上で、パッセンジャーがタンデムランを嫌いになることがないように気をつけたい点を挙げてみたいと思います。 大多数のライダーは、前に乗る経

【リーンウィズで速くなる!?】タイトルまとめ

ビギナーライダー、タンデム大好きライダー、そして僕のようなリターンライダーまで、全てのライダーは運転技術を向上させる義務と責任があると思います。 『たかがリーンウィズ』と侮らず基本を今一度よく見つめ直してみると、新たな発見がきっとあります。 【リーンウィズで速くなる!?】がその手助けになることを心から願っています。 【リーンウィズで速くなる!?】  《全20回+2》 《その1》リターンライダー、タンデムライダーのために 《その2 》正しいフォームって? 《その3

【リーンウィズで速くなる!?】番外編 定常円旋回・8の字・スラローム

ライディングテクニックを習得するためには、基礎的なトレーニングが欠かせません。 パイロンなど目印になるものと、小さな駐車場程度のスペースがあれば出来る簡単なトレーニングをご紹介します。 定常円旋回これは、一本のパイロンを中心にして、同じ円の大きさを描きながらグルグルとその周りを回る練習です。 この時、リーン3態(リーンウィズ・リーンアウト・リーンイン)を使って回ってみて、それぞれのフォームによるバンク角の変化や、旋回半径の大きさの違いを感じてみてください。 左回り、右

【リーンウィズで速くなる!? 《全20回》】その20 最後に

速いことは偉くもなんともない【リーンウィズで速くなる!?】というタイトルで書いてきましたが、一般公道を走るのは競争でもなんでもなく、速ければエライなどということも全くありません。 僕が思っていることは『限界を知っていれば、限界よりも手前の領域で安全に走ることができる。』ということです。 だから、無理のない範囲で構わないので、これまで説明したテクニックを一通り試してみて、限界を知る努力をしてください。 バイクは、新しく試したことの結果がすぐに返ってくるのが良いところです。

【リーンウィズで速くなる!? 《全20回》】その19 新説:らせんコーナリング

らせんの動きを使ってコーナリングをするこれは、今まで誰も提唱していなかったライディングテクニックだと思います。 このテクニックは、合気道をされている方とライディングについて話し合っていた時に生まれました。 合気道では、相手を動かすために、見た目にはほんの小さな動き、すなわちらせんの動きを使っているそうです。 人間は、一番元となるDNAがらせんでできていますから、らせんの動きというのはとても自然で理にかなっているものだと思います。 らせんコーナリングがどういうものかを簡

【リーンウィズで速くなる!? 《全20回》】その18 リーンウィズならではの尻荷重

尻荷重?『尻荷重』なんていう言葉をライディング理論で聞いたことはありませんが、バイクをリーンウィズで走らせるときには、こういう感覚が確かにあります。 尻荷重とは『お尻でシートに荷重を載せる』ことです。 似た言葉にシート荷重というものがありますが、これは加速時にシートからリアタイヤへ向かって荷重を載せトラクションを稼ぐ場面(ハングオフのフォームで乗っている時に外側の太ももでシートに荷重を載せている場合など)で主に使われる言葉だと思いますので、ここではそれと区別するために尻荷

【リーンウィズで速くなる!? 《全20回》】その17 感情のコントロール

ニュートラルな精神状態にバイクに乗る時は、精神状態をコントロールすることが非常に大切です。 ライディング中は常に心を落ち着かせて、冷静な判断と、正確で繊細な操作をしなくてはなりません。 でなければ、たったの1馬力にも満たない人間の力で、何十馬力、車種によっては百何十馬力もの力を発揮することが出来る機械を操ることはできないからです。 興奮しすぎず、恐れすぎず、精神状態をニュートラルな位置に保って、ライディングすることを心がけます。 怒られない・はやらない・焦らない・侮らな

【リーンウィズで速くなる!?《全20回》】その1 リターンライダー、タンデムライダーのために

最初に教習所で最初に習うリーンウィズは、免許を取ったらもう使わなくてもいい? 「リーンウィズなんてカッコ悪い」 「そんなフォームで速く走れるはずがない」 「自由に乗らせろ」 「ニーグリップなんていらない」 その気持ち、わかります。 僕も若い頃はレースの世界に憧れていたので、「世界最高峰のレーシングライダーのフォーム」こそが最速のフォームだと信じてそれを真似して走っていました。 でも15年ぶりにバイクを購入してリターンライダーとなり、タンデムランも頻繁にするように