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Retty×Googleでインバウンド需要を獲得!中国発チェーン「海底撈火鍋」の集客術

外国人旅行者のお客様の増加を実感している飲食店のみなさまは多いのではないでしょうか。実際、2022年10月の個人旅⾏の受け入れ再開以降、訪日外国人旅行者数は増加に転じました。日本政府観光局の発表によると、2023年4月の訪日外国人旅行者は推計1,949,100人で、2019年同月比66.6%まで回復しています。

1年前からRettyを活用している中国発の大手火鍋チェーン「海底撈火鍋」さんも、多くの外国人旅行者が訪れているお店のひとつです。どのようにインバウンド需要を獲得しているのか、Rettyをどう活用しているのか、海底撈火鍋 池袋店店長の周さん、マーケティング部マネージャーの成川さんに伺いました。

Rettyと「Googleで予約」の連携で外国人旅行者からの予約が増加

ーーRettyのお店会員の有料プランを導入した背景を教えてください。

周さん:海底撈火鍋では以前から他社グルメサイトを利用していましたが、集客コストに課題を感じていていました。そこで本部主導で利用サービスの見直しをすることになり、その際にRettyの活用も検討。あるグルメサイトの利用を中止し、日本国内にある10店舗全店でRettyの導入を決定しました。

RettyはGoogleとの連携やホームページ機能など、定額の月額費用内で使える機能が豊富ですし、集客コストが安価です。法人で一括契約をすることで、さらにコストを抑えることができました。

ーーRettyの導入にあたり、不安やご心配だったことはありましたか。

周さん:過去にグルメサイトを利用していて一番困ったのは、予約管理の面でした。以前利用していたサービスでは煩雑な部分もあり、予約で席が埋まっているのにサイト上では空きがある状態になったままだったりしていたんです。なので、Rettyを導入する時にもその点の懸念はありました。ですが、Rettyは管理画面が使いやすく、煩雑さはなかったので安心しましたね。

成川さん:機能もデザインもシンプルなので、管理画面はたしかに使いやすいです。また、お客様が見るお店ページも魅力が伝わりやすいんじゃないかなと思います。

ーー導入後、どのような点で効果を感じていますか。

周さん:やはりコスパよくしっかり集客できている点です。他社グルメサイトと同じ数の集客を、4分の1ほどのコストで実現しています。

あと何より大きいのは、Googleで予約」とRettyの連携で、外国人旅行者の方の集客ができていること。Rettyにある予約在庫をGoogleに紐付けることで、Googleでお店を検索した方がそのまま予約まで完了できるため、インバウンド需要の取り込みに成功しています。今、お店に入る予約の3分の1がこちらを経由しています。Googleと連携できないグルメサイトも多くあるので、その点でもRettyには助けられています。

ーーインバウンド需要の取り込みは、多くの飲食店さまが注目しているテーマかと思います。RettyとGoogleの活用以外に工夫していることはありますか。

周さん:外国の方からすると、お店を予約できても来店後に言葉が通じなくて困ってしまうということがあるかもしれませんが、海底撈では注文用のタブレットが日本語、中国語、英語の3か国語に対応しているので、来店後も問題なくお楽しみいただいています。

営業中の電話対応削減のため、ネット予約をフル活用

ーー日本国内の全店でRettyを導入してくださっていますが、運用は本部で行なっているのでしょうか。

周さん:いいえ、予約管理もページメンテナンスも各店舗の店長に任されています。お店によって規模も雰囲気も異なるので、カラーの違うお店ページができているのではないでしょうか。店舗によっては限定コースもあって、その情報をしっかり掲載していたりします。

成川さん:ページ情報はちゃんと更新するように店長へ伝えています。お客様にとって予約するかどうかを決める場所なので、情報を最新に保つことが大切ですからね。

ーー店舗の営業もある中で大変そうですね。

周さん:だからこそ、お客様のご予約はインターネットをフルに活用しています。RettyとGoogleはもちろん、LINEやWeChatからも予約できるようにしています。とくに土日はかなり忙しく電話が鳴っても出られないことが多いので、お客様にご負担のないようにさまざまな入口をご用意しています。

ーーすでに多くのファンを獲得している海底撈火鍋さんですが、今も集客のための施策をさまざま行なっているのはどうしてでしょうか。

周さん:海底撈は日本ではまだまだ成長途上。もっと日本のみなさまに知ってもらいたくてRettyも利用しています。今でもたくさんの方にご来店いただいていますが、常に「もっと多くの方に来ていただきたい!」と思っています。 

火鍋って辛いものが好きな人が行く場所のイメージがないでしょうか。ですが、実際はそんなことないんです。たとえば、麻辣スープと白湯スープの二色鍋で注文していただければ、辛いものが苦手な方にも楽しんでいただけます。他にもさまざまなスープからお選びいただけます。

私たちのお店についてはもちろん、火鍋というグルメについてももっと知っていただきたい。集客にゴールはありませんから、これからもRettyを活用して対策を継続していくつもりです。

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RettyとGoogleでインバウンド需要の取り込みに成功している海底撈火鍋さん。工夫やさまざまなツールの活用が参考になりそうです。
取材にご協力いただき、ありがとうございました!

▼取材協力
海底撈火鍋

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