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100円でゲームを23本遊び尽くした感想(PC版Xbox Game Pass)

PCでも大量のゲームが定額で遊び放題になる太っ腹サービスにも関わらず、名前が悪すぎてPCゲーマーからもスルーされていることに定評のあるXbox Game Pass。以前このようなツイートをしたところ、5000リツイートを超える反響があった。

国内のXboxユーザーはレアと言って良いレベルで見かけないが、PCゲーマーはそれよりは一定数存在しているようで、このツイートのおかげでゲームパスを利用出来ることに気付けたという感謝のメッセージも複数いただいた。

そんなXbox Game Passが本来は「最初の一か月だけ100円、それ以降は月1100円(Ultimate版、PCとコンソール両対応)or850円(コンソール版かPC版どちらかのみ)」だったのが期間限定で「最初の三か月100円、しかもUltimate版」というどう考えても元を取れ無さそうな出血大サービスをしていたので、Steamで買っておきながら積み上がっている未プレイの20本以上のゲームを放り出してゲームパス三昧の日々を送ることに決めた次第である。

そしてようやくその三か月が経過したので、みっちり遊んだ23本のゲームの感想Xbox Game Pass自体の感想を記したので、購読を考えているという方や気になるゲームがあるという方は是非参考にして頂きたい。

ゲームのジャンルは幅広くチョイスしたつもりだが、時間がいくらあっても足りなさそうなサンドボックス系のゲームはスルーしている。順番はプレイした順(だいたい)。

ちなみに私はゲームはクリアまでやり切らないと死ぬ病気に罹っている為、冒頭だけ遊んでプレイした気になったりはしないのでご安心を(?)。感想を書いた23本の内、明確なクリアが存在しないForager以外は全てクリアまでプレイしている。

また遊んだ23本のうち、(特に日本語が無くても問題の無い)HyperDot以外は全て日本語に対応している。頑張って英語読まないといけないとか日本語化パッチ当てないといけないとかそういう手間は無かった。



machinarium

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クリア時間:6~7時間くらい?
本来の価格:1500円
リリース:2009年10月17日

ロボットの主人公と共にロボットの町で謎解きをするゲーム。ポイントアンドクリックで謎や仕掛けを解く仕組みなのでプレイ感覚は脱出ゲームに近いものがある。

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メニュー等を除いてゲーム中に言語が一切出てこない内容ということもあってか、所々でかなり詰まってしまったが理不尽さはほぼ無かったように思う。10年以上前のインディーゲームとは思えないくらいアニメーションが作り込んであった。
ちなみに現在はゲームパスではプレイ不可になってしまった模様。



Spiritfarer

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クリア時間:20時間くらい?
本来の価格:2950円
リリース:2020年8月18日

動物の姿をした迷える魂を船に乗せ、あちこちを旅しつつ船の上で農業したり食事作ったりしつつ親交を深め、魂を送り出すというゲーム。
やることの大枠は牧場物語みたいな農業ゲーと変わらないが、ストーリーを進める為には魂たちとの出会い、そして別れが必要であり、「ストーリーを進めたい、でも彼らとは別れたくない」という悲しいジレンマを味わうことになる。
クラフト要素が中毒性高めな点も合わさって、楽しくも切ないゲームとして仕上がっていた。

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Carrion

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クリア時間:4時間くらい
本来の価格:2350円
リリース:2020年7月23日

多数の足を持ったバケモンを操作して研究所の人間を虐殺しつつ暴れまわるゲーム。
序盤は快適に(?)虐殺出来るが途中から人間側も武装したり兵器を用意してきたりで逆に殺されまくる。聞いてた話と違うんですけど!

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あちこちを行き来する割にマップが無いのはやや不親切な気もするが基本的にはほぼ一本道ゲーなので私はほぼ迷わなかった。
ホラー映画に出てくる怪物の気分を味わいたい人や人間の四肢をバラバラにしたい人にオススメ。



My Friend Pedro

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クリア時間:4時間半
本来の価格:2350円
リリース:2019年6月21日

壁を蹴って宙返りしながら銃を二丁ダンテスタイルでぶっ放して敵をなぎ倒すスタイリッシュ2Dアクション。 
壁蹴りや回避といった操作がとても直感的で、時の流れを遅くすることも出来るので思った通りのスタイリッシュムーブをしつつ敵を殲滅する全能感を味わうことが出来る。サクっとクリアしてサクっと気持ち良くなれる作品。

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Minecraft Dungeons

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クリア時間:5時間くらい?
本来の価格:2640円
リリース:2020年5月26日

マイクラで遊ぶハクスラ。移動も攻撃もクリックで行うので操作感覚はMOBA系のゲームに近いかもしれない。
ステージはやや単調に感じたものの、装備を整えつつ大量の敵をバタッタバッタとなぎ倒すのはかなり快感だった。ストーリークリアまでしかやってないのでこれだけだとボリュームは少なそうに見えるが遊ぼうと思えばいくらでもやり込めそう。

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4人までのマルチプレイに対応してるので一緒に遊べる人がいればもっとプレイしたかった感はある。一緒にプレイ出来る友達はどこで買えますか?



熱血硬派くにおくん外伝 River City Girls

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クリア時間:7時間くらい?
本来の価格:3150円
リリース:2019年9月5日

「くにおくん」シリーズの外伝作品。くにおとりきの彼女、ミサコとキョウコが主人公のベルトスクロールアクション。舞台は日本だが製作は海外なので音声が全て英語だったりヘンテコ日本観がそこかしこで確認出来たりする。
立ち絵やアニメーションの出来はほどほどなのだが、とにかくドット絵の出来が素晴らしく、キビキビ動くしめっちゃ可愛い。

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システム面は少し不親切な部分もあったが、製作が日本愛が強いことで有名なWayForward‬ということもあってかキャラが非常に立っていて掛け合いやストーリーも面白く、遊んで良かったと思える良いゲームだった。RTA in Japanでこのゲーム走ってみたい(願望)
二人プレイにも対応しているので友達と一緒に遊ぶのも良いだろう。



ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて S

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クリア時間:77時間(裏ボス撃破まで)
本来の価格:5478円
リリース:2019年9月27日(オリジナル版は2017年7月29日)

言わずもがな超有名RPGの最新作。これが100円で遊べてしまうってマジ・・・?
実は初めてクリアまでプレイしたドラクエ。個人的に、プレイヤーの技量に関係無く時間を奪われるRPGゲームには苦手意識があって今まで避けてきたのだが、「S」版のドラクエ11は戦闘速度を爆速に変更出来たり、ダッシュ移動や数々の便利機能の実装によって時間の節約が可能になっているのはとても有難かった。思いの他ハマってしまって結局長時間プレイしてしまったけど。

ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて S 2021_01_22 3_18_33

不満点は戦闘AIがアホ過ぎる点だろうか。大きなインパクトのある作品では無かったものの、流石ドラクエということもあって安定して楽しめるクオリティに仕上がっていた。
あとマルティナの衣装はデフォルトが一番エロい。



DOOM Eternal

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クリア時間:15時間くらい
本来の価格:8650円
リリース:2020年3月20日

名作FPSであるDOOMシリーズのリブート作品、DOOM(2016)の続編。DOOMシリーズを遊ぶのはこの作品が初めてだが、ソロで遊ぶFPSゲームは往々にして作業感が付きまとってしまい、楽しめた記憶が今まで一切無かったのでこのゲームにも特に期待はしていなかったのだが・・・。

この作品はステージ上に存在する弾薬や体力回復といったリソースアイテムがかなり限られており、考えなしにショットガンをぶっ放していたらすぐに弾切れを起こし敵に包囲されてお陀仏となってしまう。その代わり、クールタイムこそ長いものの無限回使用可能なチェーンソーや火炎放射といった兵器を利用して敵を倒すと回復でも弾薬でも確実に狙ったアイテムを敵がドロップするようになる。

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ただ単に敵に攻撃を当てる、敵の攻撃を避けるのみならず、武器や攻撃手段を常に切り替え続けて戦闘することによって限られたリソースを確保しなくてはならない為、戦闘の一つ一つがメチャクチャ忙しい。そしてメチャクチャ楽しい
難易度ウルトラバイオレンスで挑んでしまったせいか敵の攻撃も苛烈を極めていたのでアホみたいに難しかったし、何回死んだかも何回難易度を下げようかと思ったかも分からないが、システムも表現もBGMもぶっ飛んでて敵の集団を殲滅する度に脳が溶けた。このゲーム、麻薬よりヤバい。

難易度の高さ、残虐表現、日本人受けしないデザインから万人にはオススメし辛いが、今回遊んだゲームパスのゲームの中ではこの作品が一番面白かった




Haven

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クリア時間:10時間くらい?
本来の価格:2900円
リリース:2020年12月3日

未来の世界?を舞台にした、ケイとユウのカップルの逃避行を描いたRPG。小さな惑星へと逃げ込んだ二人はそこで未知の植物や生物と触れつつ、愛の力で生きる術を模索する、みたいなストーリー。
カップルと言っても付き合いたての初々しい感じではなく、付き合って5年とか結婚手前ぐらいのレベルでやり取りがこなれており、生々しい表現も出てくるので色々と刺激の強いゲームとなっている。

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一方でマップの作りや戦闘はかなり大味で、二人のやりとり(イチャつきっぷり)を眺めるのがほぼ全てと言ってもいいゲーム内容。このゲームを遊ぶと恋人が欲しくなること間違いなし。



Forager

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プレイ時間:21時間
本来の価格:2350円
リリース:2019年4月19日

ドット絵が特徴的ないわゆる放置ゲーやクリッカーゲーと呼ばれるジャンルの作品。鉱物や木を採集しつつ、お金を稼ぎ、それを自動化するというのを繰り返し、土地を広げたり装備を整えてダンジョンに挑んだりするのが大まかな内容となっている。

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デザインはシンプルながら、かえってそれが遊びやすく、かつ熱中しやすい設計になっていると感じた。というかこのゲーム、マジで沼過ぎる。うかつに起動するとみるみる時間が溶けるので非常に危険。私はもっと遊びたい欲を抑えて土地を全て開放したところでなんとか止めることが出来た。
鉱石を爆弾でまとめて大量に破壊するのが気持ち良すぎて今でも起動したくなる、そんなゲーム。



The Medium

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クリア時間:8時間くらい?
本来の価格:5850円
リリース:2021/01/28

物質世界と精神世界の二つの世界を行き来しつつ荒廃したホテルを探索する、今年リリースされたばかりのホラーゲーム。
バイオよりはサイレントヒル寄りのホラー。敵への攻撃手段は無い為逃げ回るしかないのだが、そもそも敵自体があんまり出て来ず、雰囲気を重視した内容となっている。

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謎解きもあるのだが総じて難易度が低く、分岐も無いストーリー重視の一本道ゲーであった。あとあんまり怖くも無かった(ありがたいことに)。ラストを納得できるかどうかで評価は分かれる気がする。



CONTROL

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クリア時間:14時間
本来の価格:4378円
リリース: 2019年8月27日

超常現象を扱う秘密機関「連邦捜査局」に侵入した腐敗した存在「ヒス」と戦いつつ、行方不明の弟を探すTPS。
最初は銃撃しか出来ないが、ストーリーが進むと超能力を使って物体を投げ飛ばしたり空を飛んだりできるようになる。
連邦捜査局は簡単に言えばSCP財団のようなもので、増殖し続ける置き時計、内部の世界へと人を誘拐する鏡、視線を外すと周囲の人間を殺害する冷蔵庫といったまんまSCPやんけ!というオブジェクトが多数登場する。

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不思議な現象が次から次へとやって来るのでストーリーを理解するのが大変だし、一部ローカライズに明らかにミスがある(女性なのに男性口調で喋るモブなど)点は気になるものの、こういうのが好きな方であれば間違いなく楽しめる作品。



Tetris® Effect: Connected

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クリア時間:1時間
本来の価格:4500円
リリース:2020年11月10日(通常版は2018年11月9日)

音響が凄まじいテトリス。ヘッドホン推奨。
ゲームを開始した直後はとても静かなのだが、ステージごとにテーマ(花火、深海、万華鏡、など)が設定されており、テトリミノを動かしたり回転するとそれに合わせてテーマに合った効果音が鳴り、背景にもエフェクトが発生する。普通にテトリスをプレイしているだけなのに音楽を演奏しているかのような感覚になれる。ラインを消していくとエフェクトがグレードアップし、BGMも壮大になり、テトリスなのに感動出来るゲームになっている。是非一度体感してみて欲しい。

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ちなみにこのConnected版は新しくマルチプレイモードが追加された拡張版。Microsoft版とXbox版のみ他のプラットフォームに先立ってリリースされている(他は2021年夏リリース予定)。



Undermine

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クリア時間:9時間半
本来の価格:2350円
リリース:2020年8月6日

鉱山をツルハシ一本で奥へ奥へと進んでいくが、死んだら手に入れたアイテム等は全て失うローグライク。
強いレリックを拾えるかどうかの運も重要なのだが、それ以上に敵からいかに被弾を減らすかの実力が問われるゲーム性となっている。
道中のボスを倒したらその階層まで一気にワープ出来るようになったり、恒久アップグレードもあったりとプレイすればするほどどんどん楽になり、クリアが近づいてくる。
ただ基本操作はツルハシを振るか投げるか、あとはジャンプのみとかなりシンプルなので爽快感とかそういうのとは無縁のゲーム性となっている。それでもクリア出来た時には相応の達成感が得られることだろう。

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The Outer Worlds

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クリア時間:10時間くらい?
本来の価格:7500円
リリース:2019年10月25日

The Game AwardにもノミネートされたFPS視点で遊ぶSFアクションRPG。個性的な登場人物達との会話、取れる選択肢とストーリー分岐が多過ぎるのが魅力の作品。
会話する度に選択肢が豊富に用意されるので、ここでこっちの選択肢を選んでいたらどうなったんだろう・・・と想像力が膨らむ内容となっている。
ただローカライズに問題があり、日本語訳自体はしっかりしているのだが、どうしてこうなったのか分からないがほぼ誰と話しても会話の最後に高確率で謎のカタカナが挿入されていて内容が全然頭に入って来なかった。
ゲームプレイやストーリー自体は割と普通だった気がする。

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CrossCode

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クリア時間:35時間
本来の価格:2350円
リリース:2018年9月21日

記憶喪失の少女レアがソードアートよろしくオンラインゲームの世界を探検し、自身のルーツを探す見下ろし型2DアクションRPG。
遊ぶ前は絵柄もあんま好みじゃないし楽しめるかなぁとか思っていたのだが、気付いたら寝る間も惜しんでプレイし続けてあっという間にクリアしてしまった。

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爽快感のある戦闘、質の高いBGMの数々、日本のゲームと言われたら信じてしまうレベルの素晴らしいローカライズ、そして何よりレアを巡る感情を揺さぶられる物語。クリアする頃にはレアが愛しくて仕方無くなっていた。
あらゆる要素が高い水準で実装されており、一度クリアだけして終わるには余りにも勿体ない作品だと感じた。
ダンジョンの謎解きが難しめな点だけは人を選ぶかもしれない。私はそういうのもウェルカムだったので更に楽しめたが。



CODE VEIN

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クリア時間:25時間
本来の価格:9020円
リリース:2019年9月26日

「東京喰種」の世界観でプレイする「ダークソウル」。どういうゲームなのかはこの一文でほぼ全て説明出来ているのだが、キャラクターのグラフィックが特に素晴らしく、今までプレイした3Dゲームの中で一番キャラクターが可愛い&カッコいいかもしれない。

キャラメイクも他に類を見ないレベルで充実していて、アニメキャラも大抵再現出来てしまうレベル。自分も可愛いキャラ作るぞ!と意気込んでいたのだが完成した時には何故かグラサンアフロの男になっていた。なんで?

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肝心のゲーム部分も全体的には悪くなかったが、基本仲間キャラ一人と協力してのゲームプレイが基本となっており、ボス相手でも二人がかりでタコ殴りにするのが普通に出来てしまうので、ボス戦がほぼほぼ茶番でしか無かったのは残念。一応仲間無しで挑戦することも出来るがボスの体力が減ったりはせず、縛りプレイにしかならないので普通に仲間ありでプレイした。
あとはダクソの多くのシステムをリスペクトよりもパクりと言っていいレベルでほぼそのまま流用している点も気になった。

とはいえ女キャラのおっぱいと比べたら上記の短所も些細なものなので総合すると神ゲーなのは確定的に明らか。皆さんもプレイしましょう

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HyperDot

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クリア時間:2時間
本来の価格:2350円
リリース:2020年1月31日

円の範囲内に四方八方からやってくる弾を避け続けるゲーム。100+5ステージあったが2時間で終わるお手軽な内容だった。
雰囲気は結構好きだけどスマホから移植されたゲームと言われたら信じてしまうくらいやることがシンプルで、難易度も抑え目。
現在ゲームパスではプレイ不可。

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オクトパストラベラー

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クリア時間:82時間(裏ボス込み)
本来の価格:7450円
リリース:2018年7月13日

スクエニによるドット絵と3Dが融合した美しいグラフィックに定評のある正統派王道JRPG。正統派ではあるのだが敵の弱点属性で攻撃しシールドを破壊すると敵の行動を中断させられるブレイクシステムや、敵と味方全員の2ターン分の行動順が全て分かる戦闘UI等、今までのRPGでは不透明だった部分が明らかにされることによって戦闘中の作戦が立てやすく、運ゲーを排除しやすいゲーム性になっているのはとても良かった。

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攻略の自由度も高く、8人のキャラのうち誰から攻略しても良いし、何ならやろうと思えば序盤から終盤の町に行って強い装備を揃えるなんてことも出来る。固有スキルを持った8人にもう一つ好きなジョブを追加出来るのでパーティーの組み方も「最適解」が無く、編成を考えるのが楽しかった。

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パーティー外成長が無いくせにわざわざ町にある酒場に行かないとメンバー変更出来ない点などはただただ不便でしか無かったが、それを差し引いても近年遊んだ純粋なRPGの中では一番面白かったかもしれない。あとトレサちゃんかわいい。



Carto

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クリア時間:4時間半
本来の価格:2350円
リリース:2020年10月27日

主人公カートがおばあちゃんに会うためにあちこち冒険する台湾製のゲーム。この作品の特徴は何と言っても地図を広げた時のアクション。地形の欠片を移動させたり回転させたりして、自分の手で地形を改変し謎解きを行う点にある。

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この謎解きの難易度が絶妙で、難し過ぎず、簡単過ぎず。絵本のような可愛らしい絵柄、意地の悪い人間が一切出てこない優しい世界観も相まってとても癒される作品だった。カートちゃん眺めるだけでも幸せになれるぞ。



バイオハザード7 resident evil

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クリア時間:10時間
本来の価格:3002円
リリース:2017年1月24日

バイオハザード(この記事を書いた時はまだかろうじて)最新作。FPS視点になったりUIも色々変わったりと前作までと大きく方向転換がなされている。
バイオシリーズをプレイするのはこの作品が初だが、怖すぎて30分ぐらいプレイして「ふう・・・今日はだいぶ進めたな・・・」と言って終わるのを数日繰り返してようやくクリアまで辿り着けた。バイオって次から次へとやってくる敵を銃でバカスカぶっ放すゲームじゃなかったの・・・?

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ボリュームが少ないという声が多いらしいけどこれ以上あったらいよいよキツい。むしろもっと減らせ!ホラゲーは10分くらいでクリアさせろ!
グロテスクverでプレイしたがそれでも海外版と比べるとかなり規制されまくってるようでそこは残念。



SUPERHOT: MIND CONTROL DELETE

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クリア時間:7~8時間くらい?
本来の価格:2500円
リリース:2020年7月17日

「自身が動いている間のみ時が進む」という特殊なルールで遊ぶシングルFPS「SUPERHOT」の続編。ルールも世界感も演出も非常に独特で割と色んなゲームにオマージュされてたりする。

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前作はプレイ済み、かつ面白かったのでこれも遊んでみたのだが、ボリュームは倍以上になり、拾える武器や敵の種類も増え更に面白くなった・・・と言いたいところだが、ゲーム全体を通して同じステージの繰り返しで変わり映えが無くひたすら冗長な上に、後半になると確率で完全無敵の敵(逃げ回るしかない)なんかも出てきてかなりストレスフルだった。2~3時間くらいまでは何なら前作以上に楽しめたのでボリュームを無理矢理水増しして失敗した作品と言っていいと思う。



Observation

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クリア時間:6時間半
本来の価格:2900円
リリース:2019年5月21日

宇宙ステーションのAI「SAM」のレンズを通して、クルー達に起こった悲劇の謎を解き明かすSFスリラー作品。
主人公(?)であるSAMは相当優秀なAIなようで、クルーから色々と頼み事をされるのでそれに従って淡々と仕事をこなしていく。自由に移動可能なロボットに体を移して宇宙ステーション内を動き回るだけでも楽しいし、船外活動もあったりする。演出や見せ方も素晴らしく、「2001年宇宙の旅」のようなSF映画好きなら絶対好きな作品だろう(その分内容も難解だが)。

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ただクルーからの指示で次の大まかな目標は分かるのだが、具体的にどこで何をすればいいのかはほぼ自力で探し出さなくてはならず、それがニュータイプじゃないとまず気付けないレベルのものも複数あるので攻略無しでクリアするのは困難。それでもSF好きには是非オススメしたい。



Xbox Game Passの感想

ここまで紹介した23本、普通にMicrosoft Storeで買った場合の合計価格はなんと90818円となった。これら全てひっくるめて出費が100円なので、驚愕の99.89%オフの値段で遊べたことになる。実際はSteamのセール時なんかを狙えば9万よりはずっと安く済むだろうが、それでも個別に買っていたら数万は下らないだろう。

そしてとにかくラインナップが凄過ぎる。他の月額制ゲームサブスクサービスと比べてもラインナップが比較にならないレベルで良い。ドラクエ11やオクトラといった日本人気の高いメジャー作品が含まれてるのはゲームパス以外では見たことが無い。
インディーゲームも非常に充実しており、UndertaleやHollow Knightなど、こちらも一線級のタイトルがズラリと並んでいる。これだけの品揃えがありつつ、かなりの高頻度で現在もゲームパス対応ゲームが追加され続けて進化を続けている。
ちなみに3か月これだけ遊んでおいてなのだが間に合わずに遊べなかったゲームもまだ沢山ある。テイルズオブヴェスペリア、Oriシリーズ、龍が如く0~6など・・・。これらについては改めて購読してまた遊ぶ予定。

一方でゲーミングプラットフォームとしては気になる点もあった。コントローラーの規格にはスイッチ用コントローラーやPS4コントローラーに対応しているDirectInputと、Xboxコントローラーに対応しているXinputの2種類がある。ゲームパス対応ゲーム内だとXinputには恐らく全ての作品が対応しているだろうが、DirectInputには対応しているゲームと対応していないゲームが混在していた。
「Xbox」 Game Passなんだから箱コン以外には対応してなくてもしょうがないだろ、と言われたらそれまでだが、ゲーム内でPS4コントローラー向けの表示に対応しているにも関わらずDirectInputに対応していないという作品もあったのはさすがに・・・となってしまった。ちなみに、この規格を変換するソフトを使えばPS4コン一本で遊ぶなんてことも可能にはなる。

後はプラットフォーム側でプレイ時間を記録してくれない点は個人的にはかなり痛い。ゲーム側で記録してくれるゲームしか無いのなら大丈夫だが、当然そうじゃないゲームも多数存在するので上の感想でのプレイ時間も一部はおおよその数字となってしまった。

とはいえ、天下のSteamと比べるとやや見劣りする点はあるものの、セーブデータをクラウドで保存してくれる(アンインストールしてもまた同じデータで遊べる)点や実績など基本的な機能は抑えてあるので、Steam以外ありえないwwwwという方で無ければ特に機能に不満を持つことも無いと思われる。

ゲーム好きでこれを利用しないのはハッキリ言って勿体無い。XboxもゲーミングPCも持ってないなら何ならゲームパスの為に買っても良いんじゃないか、と思えるくらいお得な内容だ。ゲームは買ってじっくり遊びたい派の人であっても、色んなゲームの冒頭だけ遊んでプレイ感を確かめるという体験版のようにして利用することも可能だ。プラットフォームにこだわりが無ければそのままMicrosoft版のゲームを購入すればゲームパスの購読を止めても同じデータで遊び続けられる。

3か月100円期間が終了したとしても月たったの850円しかかからず、ゲーム一本遊ぶだけで元が取れてしまう値段設定となっているので購読を継続する価値は大いにあるだろう。ゲームパス対応ゲームは追加されるだけでは無く、上の感想にもあったが時間経過で非対応となってしまうケースもあるため、気になるゲームがあるという方は遊べなくなってしまう前に手を出してみてはいかがだろうか。



その他ゲームパスで遊べるオススメ作品

私が以前プレイしたゲームで特に面白かったものを紹介。語りだすと長くなってしまうので一行で簡単に。

Undertale
たぶん日本一有名なインディーゲーム。誰も殺さなくていいRPG。
Celeste
以前も紹介した、トライ&エラーで自身の成長を実感出来る登山ゲーム。
Dead Cells
ローグライク×メトロイドヴァニア。完成度の高さが凄まじい。
Dead by Daylight
4人対1人の非対称型対戦ホラーゲーム。バグは多いがゲームは面白い。
Frostpunk
サバイバル街作りゲー。地球最後の指導者として極寒の世界を生き延びろ。
Hollow Knight
ムシ達の世界を描いた、ダークで美しい世界観のメトロイドヴァニア。
Katana Zero
スタイリッシュ2D刀アクション。死にゲーだがストレスフリー。
NieR:Automata
3DアクションRPGゲーム。2Bがエロい。
Overcooked! 2
ドタバタクッキングアクションゲーム。友達とやると確実に盛り上がる。
Slay The Spire
ローグライク×カードゲーム。とてつもない中毒性を誇る。
VA-11 Hall-A
バーテンダーとして変な客達に酒を出すゲーム。ローカライズが凄い。


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