- 運営しているクリエイター
2020年4月の記事一覧
協奏曲の校訂譜とカデンツァ
グラウンのガンバ協奏曲はいくつか校訂楽譜がでていますが、作曲家本人、当時の演奏家の誰か、現代の校訂者や協力演奏家などのカデンツァはついているのかしら。
バロックでは通奏低音のリアライズが、されているのが現代の校訂譜という印象でした。例えばテレマンやビバルディならソリストは書かれたソロパートを装飾を加えながら弾くだけ、でよいはず。バロック音楽ではオペラアリアの復活に伴って、長いカデンツァが作曲される
「ついに完結」だと思うグラウン、ガンバ協奏曲全曲
1987年ジークフリート・パンクのニ長調協奏曲録音に始まったヨハン・ゴットリープ・グラウンのビオラ・ダ・ガンバ独奏のための協奏曲、おそらくは全7曲。最後に残されていたハ長調協奏曲が2015年6月に若手のロバート・スミスによって録音され、ガンバ演奏史上、同時にグラウン演奏史上、28年越しの偉業達成といってよいかと。あとはどなたか単独で全曲演奏(あるかもしれませんが)、録音の偉業を成し遂げていただきた
もっとみるグラウンの楽曲分類記号、オーボエ協奏曲集なのですが
輸入元の資料
クセニア・レフラーによるグラウン兄弟のオーボエ協奏曲集
兄ヨハン・ゴットリープ・グラウンと弟カール・ハインリヒ・グラウンは、共に1732年にプロセイン皇太子フリードリヒの宮廷楽団に迎えられ、1740年にフリードリヒ大王が即位すると、ヴァイオリンの名手として知られていた兄ヨハンは王立ベルリン歌劇場のコンサートマスターに、弟カールは宮廷楽長に就任しました。グラウン兄弟は、初期古典派の
ガンバ協奏曲ファンよりガンバ奏者の方へ
ウィーンのオルフェオン・ファウンデーションのサイトを見ると、下記のリストが上っていました。室内コンチェルトも含まれているようにも思います。いずれにしても、おそらく録音のあるものではないかしら。
ガンバ奏者の皆様、どうかこうしたレパートリーもおとりあげくださいまし。
Giuseppe Tartini - Concerto in D-major viola da gamba and strings
グラウンの作品目録がでたゾ
2007年10月「アカデミア・ニュース」より。残念ながらこんな高価な書籍はのぞいたこともございません。
Chamber Music for Viola Da Gamba ~ Graun , Ensemble August Wenzinger
グラウン作曲ガンバのための室内楽集 アウグスト・ヴェンツィンガー・アンサンブル (ヨハン・ゴットリープ・グラウンの初期の録音でしょう。)
Trio f
「ガンバの手引き」の中の「レパートリー」
「ビオラ・ダ・ガンバの手引き」という冊子の中から。
グラウンは「前古典派のベルリン楽派に特有な多感様式。和音を多用したドイツの重厚な響きと器楽的な語法が多い。カデンツァなどをつける作品。コンチェルトは7曲の他、VnとB1曲がある。」とあります。
難易度がのっていて、興味深いです。
ソナタ Sonaten, in B, F,
トリオ Trios, in F, C
トリオコンチェルタンテ Trios