おやすみラジオ

77. わたし、中途半端に宙ぶらりん。

中途半端に宙ぶらりんで
書けなくなってしまった。

演劇のこと、演劇を語るわたしのこと、
ここでの主軸は、お芝居のことだったから、
やめるのも、続けるのも
宙ぶらりんに引っ掛けて、今、いる。

それで何かを綴ろうとすると、
まるで嘘つきみたいだって思ってしまう。

それを語るのを避けている自分がいる。

お芝居は好きだよ。演じたいって思う。
でも、今の場所でのことが中途半端で

片足だけを吊るされて
ゆあん、ゆよん、ゆあゆよん。

皆イワシの観客様が、揺れるわたしを見つめてる。

ひどい演技をやってるなと自分で感じる時の心もち、
とてもあなたには分からないわ。

わたし、確かにかもめだった。


でも、あの時と同じように飛べなくなってしまったのよね。
ただただ純粋には飛べなくなってしまった。

歳をとったのよね。

純粋に語れるものも、随分と少なくなってしまった。
純粋ぶることはできても。そんな気がする。

分からない、今までと同じ「わたし」という括りで綴っていいのか。


だから、疎遠にしてる言い訳を、正直に書きに来ました。

もう書けないかもしれない。分からないけど
そんなこともあるかもしれない。

挨拶をしてしまったら、
本当にそうなってしまう気がするから言わないけれど

中途半端に宙ぶらりんにしていた
ここへの気持ちにもまた、一度終止符を打ちたくて。

そういうわけです。
また綴りたくなったら来ます。綴れるようになったら来ます。
ひた隠しにして嘘をつくのは息苦しいから。後ろめたいから。
楽しいことをしたいのです。

もっと笑ってるわたしと、どうかまた会ってください。
そうなれたならきっとまた会いに来ます。

大切なあなたが、いつまでも息災でいらっしゃいますように。

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