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71. わたし、やめてきた。

今日、決断を伝えてきました。
なかなか本音を紡げぬ口で、伝えてきました。

やめますの一言。

悔しくて悔しくて涙が出るのは
本当はやめたくないって
心が叫んでいるからなんだって
泣きながら思った。

だから、それがきっと見えているから
嘘を紡ぐわたしを見て、
あの人はムカつくのだと思う。

あなたが、あなた方が
わたしを思ってくれたこと
わたしに期待してくれたこと
目をかけてくれたこと
それを分かっているからこそ辛いのです。

それに応えられない自分の弱さが
悲しいのです。
信じきれないわたしが息苦しいのです。
わたしがそれを裏切っているのだから。
わたしが手放しているのだから。
分かってる。

お願いだから、優しい言葉をかけないで。

きっとこの先
今以上に、いい舞台はできないかもしれない
今以上に、自分を晒せる人は現れないかもしれない
今以上に、醜態をさらせる人は
今以上に、思って厳しくしてくれる人は

今以上に……

それも分かってて言ってるんだ。
分かっているけれど、それでも、わたしは。。

もっと現実とか、生活とか、将来とか
そういうのかえりみないで猪突猛進できるような
一途さとか、馬鹿さとか、盲目さとか
そういうのがある人間だったら良かったな。

夢見る少女を飼ってるくせして
変にリアリストなんだ。
星占いの乙女座でよく書かれていることその通り。

でも、心のどこかで
見返してやるって
今は現実を生きるわたしから手が離せなくても
いつか手を離して
演劇を生きてやるって
あなたから手を伸ばしたくなるとこに
いってやるって
静かに野心を燃やすわたしもいます。

いつかまた、演劇という宙を飛んでさえいれば
一度離れた2つの演劇人生の軌道が
再び交わることもあるのではないかなって
そんな風に思っています。

夢見過ぎかな。

まだまだあまちゃんのわたしです。
社会人として、大人として、情けない。

それでもわたし、
あてつけのように、あなたがなんと言おうとも
演劇は続けます。

あなたが仰るとおり
スーパー意固地なものですから。

覚悟をしょって、
なんて、言うとかっこつけだけど

覚悟をしょって
逃げ出しました。

しばし休養が必要です。

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