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56.わたし、新しいことをはじめたい。

新しいことをはじめたい。
好きなことは、演じることと、綴ること。
お絵かきや写真も時折。

どうしたら、好きなことを
もう少しだけ届けることができるかしらと考えて。

もう少しだけ、形にできないかと考えて。

だって、わたしの好きなことは
綴るだけじゃなくて。演じるだけじゃなくて。
その両方なのだもの。
本という形にするのも、CDという形にするのも、違う。


少しだけ、できたらいいなを考えてみた。


でも同時に、わたしの中の誰かが言う。


「たいして上手くもないくせに」


くせに、形にするなんて、図々しい。

・・・なんて。



たいして上手くもない人が
それなりに形を整えて、作品として世に出すことは
図々しいのだろうか。

いや、そんなはず、ないんだ。でも。


「でしゃばってるんじゃないよ、文字書きが」


演じ手としての自分を、好いてもらえるのか
本当はそんなところ、どうだっていいのだろうけど、怖くて。

でも、あなたは
そうやって、嫌われるのが怖くて、演じ手としての自分になるのを
いつだって避けてきているじゃない。

そりゃ、好かれもしないわよ。表現してないのだもの。


たいして上手くもなくたって
表現したっていいじゃない。
100人のうちの1人に好いてもらえれば、それでいい。

誰もやっていないことに、手を出すことは、怖いけど
同時にそれはチャンス。


「好き」を形にしなさいな。
踏み出したいわたしがいて、はじめて事が動く。何事もはじまりは一人。


過去ばかり振り返り守ってないで、勇気を出しなさい。



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