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62. わたしの中の、昨日と今日の境界線は。

朝4時代に起き、
朝5時代の電車に乗った。

辺りは真っ暗。
この時期のこの時間は
まだ夜のものなのだ。

こんな時間の電車、めったに乗らない。
意外と人がいるもんだ、と、しみじみ。

ふと、不思議な気持ちになる。
もしかしたらこの中には
昨日終電を逃して、帰宅の路に着いている人もいるのかもしれない。

そういう人は
まだ、昨日の続きを生きているような気がする。

わたしは、
今日これからのために電車に乗っている。

どれくらいの人が
昨日の続き時間を生きているのだろう。
今日の人たちに混ざっているのだろう。

夜と朝が混ざっていく。
空は宵闇から、だんだんと明るみ、朝焼け。
新しい1日を告げる光。

そんな中
昨日と今日のお客が入り混ざりながら
ともに揺られてる、車内。

不思議な時間だなぁ。
不思議な空間だ。

昨日と今日の境界線は
どこにあるのだろう?

午前0時なんかでは区切れない
わたしの中の、昨日と今日。

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