古い切手とキッカケと
今日は、僕がお店を始めたキッカケについて、お話したいと思います。
が、その前に、先日撮影したお店の新商品を、ご紹介させていただきます。
新商品と言っても、うちの場合は、新しい商品ではなく、古い商品になりますが…。
見方を変えれば、古いモノこそ新しく、新しいモノこそ、古くなるのではないでしょうか。
今最新の流行も、やがては古くなるように。古いモノにも、スポットライトが当たるように。
ちなみに、今日ご紹介する商品は、チェコスロバキアをはじめとするヨーロッパの古い切手です。
そして、そんな切手やレッテルなどを利用して、僕がリメイクした、小さな二個のトランクです。
このトランクは、セリアで買った百円のボックスに色を塗り、取っ手を付けただけのモノですが、
百円のモノをあなどるなかれ、ほんのちょっと手を加えただけで、こうして生まれ変わるのです。
と言っても、まだまだ新し過ぎるので、もっといろいろ手を加え、古びた感じにしたいのですが…。
それはともかく、僕がお店を始めたキッカケは、人生の先輩である、ある女性との会話が発端でした。
その時僕は、大阪の北浜にあるレトロなビルのギャラリーで、クレパス画の個展を開催していましたが、
そのギャラリー(兼、雑貨屋さん)のオーナーさんと、コーヒーを飲みながら、お話をしていた時でした。
僕もいつか、こんな素敵なギャラリーや、お店をやってみたいと思ってるんです。
そうなのね。だけど、いつかなんて言ってたら、いつまで経っても出来ないわよ。
確か、そんな会話だったと思うのですが、その時僕は、思わずハッと気がついたのです。
いつかなんて言ってたら、そのいつかは、どんどん先に延びてゆき、結局何も出来ないと。
ただ漠然と、いつかなんて言ってる限り、いつまで経っても、お店なんて出来やしないと。
それから僕は、個展を終えて、田舎に帰ると、お店を開店するために、動き始めたわけですが…。
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