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弱者男性が女性に搾取される物語②

前回のあらすじ

社会人2年目の2月9日

2月3日(前回記事)で会ったみなみちゃんと餃子を食べに行った話である。

20:00
浅草駅のバーガーキングにて待つ。みなみちゃん
が10 分ほど遅れるとのことでカフェオレを飲みながら待機。結果的に二杯飲んでいた。
内容量が少ないのか、はたまた緊張しているのか。たぶん前者だよな。

👧「おまたせ。」
僕「うおっす。おつかれちゃん」


バーガーキングにみなみちゃん登場。やっぱ可愛いなこの子とか考えてたと思う。
行きたい餃子バーが遠いので2人でタクシーに乗る。タクシーって親密になれるっていうけど、全然そんなこともなかった。とりあえず、スカイツリーは昼に見てもただの鉄骨だよねという美咲ちゃんの軽快なトークをひたすら聞いていた。話のパンチがきいていた。

僕「あ、ここか。」
タクシー「450 円です。」
僕「はーい。お願いします。」お金を手渡す。
👧「え、(お金)出す出す!」
僕「いやいや 225 円出すってこと?大丈夫だよ。気持ちだけでいい」

とりあえず一つの壁を通過。これよくあるよね。値段が小さくて良かった。

 お店の奥に一つ座敷があってそこを取ってもらった。かなりくつろげる。バーというだけあってお酒も豊富。さらにみなみちゃんの好きな餃子も豊富だった。餃子もお酒も色々試す。
先輩とよく飲むらしく、かなりお酒に強い子だった。これは強者だぞ。

👧「変な話だけど、仕事でそういう関係にならないの?」

先にぶっこんできたのは向こうだった。ここからお互い恋愛方面へと話はうつる。ちなみについ最近まで童貞だった僕は職場関係で一線を超えたことはない。職場のテリトリーは守る。

👧「失礼なこと言っちゃうけど、僕くんめっちゃ話してて気楽だけど、恋愛に発展する?w」

あ。まずい。これ酔ってるか友達関係に入ったかのどっちかだけど、お酒の強さと様子的に後者か。

僕「めっちゃ失礼笑。でもモテないな。みなみちゃんみたいに可愛くないからね。」
👧「発言チャラ w」
まずいなぁ、ペース握られてるよ。そう感じてた。だから焦ってたのかな。2件目に誘う時も結構強引に行ってしまった。向こうも終電あるとか、前日からの疲れがあるとか言ってたけど強引に誘った。結果的には2件目には来たけど。2件目のバーは餃子バーの近くの雰囲気のあるショットバー。

24:00
店には僕らしかいなかった。ポツポツと恋愛の話をまた話す。
👧「実は好きな人いるんだよね。国家公務員。忙しそうなんだけど、めっちゃデートしたい。僕くんそういう人はいないの?」
なんだかとどめをさされた気がした。でももうチャラさで行っちゃえ。この時には焦りしかなかった。

僕「そんなの。みなみちゃんっていうやん笑」
👧「すごく失礼なこと言うけど、僕くんだから言うね。そういう風に見れない。」
僕「ww めっちゃバッサリやんな w」

とりあえず 2 人で飲む。気がついたら 2:00 を回っていた。僕は翌日というより、この日も仕事なので帰ることにする。まぁ、帰れないけど。2 人でタクシー乗り込もうとする。みなみちゃんと手を繋ごうとしたとき。
👧「ちゃらいね。余裕が無いよ。それじゃダメだよ。」
諭されてしまった。それからは無言のタクシー。新橋で先に僕は降りる。みなみちゃんは自宅まで。ばっさりやられたなぁ。焦ってたなぁ。がっかりしながら新橋のレンタルルームへ。寒い中シャワーを浴びて 1 時間ほど仮眠をとる。

とても悲しい夜となった。

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