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アップダウンの走り方(上り編)

アップダウンが多いところで長いこと練習していたので、どうやったら楽に上れるか、どうやったらスムーズに下れるか。そういうことを考えて走っていた。行き着いた考えをここでまとめてみる。今日は上り編をお送りする。

上りの走り方は大雑把に分けると2通りあると思う。一つは腕振りで体を上に上に持っていく走法。もう一つはスイスイと上っていく方法だ。前者のポイントは腕振りにあると考える。イメージとしては、腕をなるべく肩の近くで振ることだ。もっというと肘を前に出すことを意識する。そして、腕を引くよりも前に出すほうが足がスムーズに前に行く。前後の腕振りが難しければ多少横振りでも問題ない(3代目山の神、神野選手は横振りである)。自分の理想形は三浦龍司選手の走り方だ。あのフォームを見て、どういうわけか上りでやってみようと思った。

三浦選手は今年の箱根2区で後半苦戦したが、ちゃんと対策すれば区間記録に近いタイムで走れるのではないかと思う。苦戦したといっても67分台で走っているのだから、素質は本当に凄い。

スイスイ上っていくタイプは、正直、どう説明してよいか難しい。自分が出来ないからだ。初代山の神である今井選手はこちらのタイプなように思えるし、神野選手は腕振りも使っているけど、比較的後者かもしれない。おそらくだが、体を前傾にさせることが上手いのだと思う。反り返ってしまうと、どうしても前への推進力が失われるから、斜面に対してなるべく体を前にするべきだ。青山学院の若林選手が速く見えないのに速く上っていたのも、斜面に対する体の傾け方がとても上手だったからだろう。

腕振りで持っていくやり方でずっと上るためには、上半身の筋力も結構必要だ。走っているだけでは補えないだろうから、少しは筋力トレーニングをしなければいけないだろう。それでも足をあまり使う感覚なく上れるならば、やってみる価値は十分にあると思う。

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