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素人1人で日本での国際結婚とビザの手続きをした時の話

米日の国際結婚した私たちは、事前にビザを習得してからの入国・入籍ではなく、彼が日本に来てからビザ習得。という、今思えばスケジュール的にもスリル満点の手続きをしました。当時は知識0でしたが、全て自力で行い習得できたので、振り返りという形で紹介したいと思います。(※本当はこのようなビザ習得は、あまりよくないらしいです。)

(こちらは2015年に手続きした際の記憶を元に書いておりますので、正確でない場合がございます。また、パートナーの方の国籍によって手続きも変わるそうです。今回はアメリカ人だったケースとして、参考程度にご覧頂ければ幸いです。)

入国前〜入籍〜ビザ習得までの流れ

まずは、スムーズにビザを習得するためのオススメの流れをご紹介。

一緒に住む物件契約→アメリカ国籍のパートナー日本に入国→アメリカ大使館予約&書類貰いに行く→入籍→ビザ手続き開始

もし、パートナーの運転免許証を日本の免許証に切り替える予定がある場合は、【アメリカの免許証の有効期限や切り替え時期に注意が必要。】夫は日本に来る直前に免許証の更新をしたのですが、それが仇となりました。どうやら【免許証更新してからトータル90日間アメリカにいた実績】がないと、日本の免許証に切り替える資格がないので、試験すら受けることができませんでした。なので、彼の入国前に住む予定近くの免許証センターに事前に問い合わせて、計画的に切り替えや入国するのを強くお勧めします。

パートナーが入国するまでにやること

2人で住む住居を、彼が入国するまでに契約しておく方がベターです。

なぜなら、ビザ申告する際に、家賃の証明書と間取り図を提出しなければいけなかったから。そして、パートナーが来る前にネット開通と、(余裕があれば)PCとプリンターの準備ができていれば、手続きもスムーズにしやすいと思います。

パートナーが日本に入国するとき

日本に来てもらうところからスタート。問題は何のビザで日本に来るのか?入国書類の目的は何にチェックを入れるのか?あくまで私たちの場合ですが...

観光ビザで入国。入国理由は友人知人に会うためにチェック。

これで入国してもらいました。が、日本で入籍して住むつもりなので、片道分のチケットしかありません。そのため、トランジット先のカナダで彼は別室に呼ばれ、本当に観光目的なのか?などの質問を30分ほど受けたそうです。彼は、「入国書類に書いてある通りだ。」と、貫き通して解放されてそうですが、これはトランジットの国やその時の担当によって大きく変わると思います...。

入国してから

まずは即座にパートナー本人がアメリカ大使館予約をし、指定の日にちにパスポートを持って【婚姻要件具備証明書】を発行してもらいましょう。

いざ、入籍

私たちが入籍した当時のアメリカのルールは【相手の国のルールに沿って入籍しちゃってOK】と、とても楽なものでした。(予告なく変わることがあり得るので、役所や大使館などオフィシャルなところで事前確認した方がいいかもしれません。)

入籍時に必要なものは

・婚姻要件具備証明書とそれを翻訳した書類 / ・パートナーのパスポート /・パートナーのアメリカの出生証明証 /・ほか日本人側の通常入籍で必要な書類各種

もしかしたら、出生証明証も日本語訳が必要だったかもしれません...。婚姻要件具備証明書の翻訳は彼が出来るのですが、リミットはトータル90日とタイトなので、出来る限りスムーズに終えたかったのもあり、安心で間違いがなさそうな下記サイトの行政書士の方にネットから依頼しました。(意外と安くて、しかも早い!)

ビザ申請のあれこれ

入籍の手続きを終え、次に行うのが配偶者ビザ申請。これがないと長期滞在ならびに仕事ができないので、とっても大事です。こちらの書類もその人の国籍や経歴(仕事や入国したことある国など)によって提出しなければいけないものが異なるようなので...

まずは近隣の入国管理局へ行き、手続きに必要な書類を貰う&聞いてきましょう。

私たちは、入国管理局でもらわなければいけない書類(下記リストの※2 )を渡し忘れられる。という悲劇が起き、無駄に何度も行く羽目になりました...。そんな悲劇が少しでも回避できるよう、おそらく申請の際に共通で提出するであろうものを、思い出せる限りで書いておきますね。

・婚姻届/・アメリカ人パートナーのパスポート(古いものもあればそれも全て)/・アメリカの出生証明書/・ビザ申請用の証明写真/ ・2人で住む住居の家賃がわかる書類と間取り図/・所得証明(日本人側)/・納税証明書(日本人側)/・戸籍謄本/・住民票/・偽装結婚でない証拠資料(※1)・管理局でもらう書類の束(※2)

(※1)証拠資料と書いてますが、管理局でもらう書類の束に「入籍に至るまでの経緯を書いてください。ここで足りなければ別紙提出可。」みたいなページがあるのですが、それを指しています。

この証拠資料の作成がなんといっても大変!出会った頃の証拠(メールや通話のスクリーンショットや一緒に写っている写真)、入籍までにお互いどれくらい会ったのか?なぜ入籍しようと思ったのか?なぜいっしょに暮らしたいのか?など、事細かく書いて提出するのがベターだそう。(ネットで拾い集めた情報です。)

どうやら、ビザ目的の結婚ではないことを証明するのが配偶者ビザは貰うために重要なポイントのようです。申請中、入国管理局の方に言われたのが、「入籍したからと言ってビザが必ず貰えるわけじゃないからね。」と言われました。

私たちの場合、たまたま初めて交わしたメールが残っていたのでスクリーンショットして添付することができましたが、実際に会ったのは10日間だけだったので、入籍に至るまでの証拠がとっても少なくて、作成に苦労しました。

もう結果がでるまで毎日ソワソワ。書類を全て揃えて提出した時点で、彼は日本滞在20日目とかでしたからね...。「もしビザの審査結果が遅くて90日を超えた場合、もしくは、再提出になって90日未満に手続きが終えられなかった場合はどうなりますか?」と尋ねたところ、「その場合特別に90日以上の滞在が認められる場合があります。」と言われました。(場合がある。なのでやっぱりドキドキ。)

ビザ申請の手続きは、司法書士さんのようなプロの方にお願いすると随分精神的にも楽かと思います。

このほかにも入国管理局側から渡された両面印刷で15ページ分?くらいの書類(※2)もややこしい日本語で書いてある上に、お互いの家族の収入や職業など書く必要がありました。

私たちの手続きで大変に拍車をかけたのが【入国管理局の人の仕事のずさんさ...。】提出しなければいけない書類(※2)を渡してくれてなかった他、提出しなければいけない証明書とは違うものを私達に伝えてた為、再度役所に取り直しに行かなければいけなかったり...。と、とにかく振り回され、観光ビザで滞在できるリミットもどんどん迫ってくるので随分精神的にやられました。

入国管理局の人のミスが多いということがわかってからは、朝一で入国管理局へ行くようにしてました。なぜなら、管理局があいてるのは平日の数時間だけ。昼過ぎに手続きに行き「証明書関係足りないわ。」「書類間違えてるから書き直して提出して。」というやり直しミッションが発生した場合、当日再提出が開庁時間内に間に合わないのです。

ビザ習得後の更新について

配偶者ビザを初めてもらう場合、5年希望していても、ほとんどの人が1年分しか発行されないようです。そうなると次の年にも両面印刷10枚ほど?の申請書と、発行された際の料金を支払いビザを更新する必要があります。

個人でビザ手続きをし終えた感想

提出書類に関してもケースバイケースのため、入国管理局や大使館といった公式サイトにも詳しく載っていない。それもあってか、管理局の人のミスも非常に多い。入国やビザ申請中などハラハラドキドキ、ビザ習得できるのかな?と不安になることが非常に多く、申請前に予想していた以上にストレスがかかりました。

いざ自分で手続きを全てしてみて、申請から習得までできないことはないけども、ネットであまりオススメされない理由がよく分かりました。

入国からビザ習得までは2ヶ月半くらい?だったので、かなりスピーディーだったとは思います。(日本のビザの事前習得がどれくらいの期間がかかるかは分かりませんが...。やきもきすることはあっても、ハラハラすることはないかと思います...。)

(※ちなみに現在アメリカのビザ手続きを事前に行なっていますが、申請してからかれこれ1年半経った現在でもまだ習得出来ていません。残るは面接のみですが。)

※繰り返しになりますが、今回ご紹介した内容は、私たちの時の場合の話ですので、あくまで一例です。手続きをするタイミングやお相手の国籍によりルールが変わっている場合が十分ございます。

質問やコメントお待ちしております◎匿名希望の方はお題箱からお気軽にお声かけください。






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